*08:28JST 前場に注目すべき3つのポイント~AI関連などでの短期的な値幅取り狙い~
11日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。
■AI関連などでの短期的な値幅取り狙い
■三井ハイテ、26/1営業利益 21.0%減 126億円、27/1予想 13.1%減 110億円
■商船三井<9104>コンテナ船、ペルシャ湾で損傷
■AI関連などでの短期的な値幅取り狙い
12日の日本株市場は売り先行で始まり、その後は下値の堅さを見極めながらの押し目狙いの相場展開になりそうだ。11日の米国市場はNYダウが289ドル安、ナスダックは19ポイント高だった。各国が最大規模の石油備蓄放出で合意したものの、原油先物相場は上昇したことで、リスク回避姿勢が強まった。2月の米消費者物価指数(CPI)は市場予想と一致したものの、エネルギー価格の上昇によるインフレ懸念が根強いほか、プライベートクレジット懸念もくすぶるなかで、不安定な相場展開だった。シカゴ日経225先物清算値は大阪比425円安の54775円。円相場は1ドル=158円90銭台で推移している。
シカゴ先物にサヤ寄せする形から、売り先行で始まることになりそうだ。日経225先物はナイトセッションで売りが先行しており、54290円まで売られる場面もみられた。その後55170円まで下落幅を縮めたが、瞬間的な動きであり、その後は再び54400円~54600円辺りでの推移が続いた。ボリンジャーバンドの-1σが位置する54580円を挟んでの推移だったこともあり、同バンドでは強弱感が対立しやすいだろう。
ただ、週前半の荒い値動きによるヘッジ対応の動きは一巡していると考えられ、-1σ水準での底堅さがみられるようだと、25日線(56250円)水準を意識したリバウンド狙いの動きに向かわせる可能性はありそうだ。ただ、明日は3月限の先物オプション特別清算指数算出(メジャーSQ)となるため、短期的な売買が中心になりやすく、イラン情勢に関連した報道に振らされやすい需給状況とみられる。
国際エネルギー機関(IEA)は11日、加盟国が石油備蓄の協調放出で合意したと発表した。高市首相は、16日にも日本単独での石油備蓄の放出を行う考えを明らかにしている。ただ、エネルギーコストの上昇による業績への影響が警戒されやすいなかでは、積極的な売買は手控えられやすいだろう。AI関連などエネルギーコスト上昇の影響が相対的に小さい銘柄などでの短期的な値幅取り狙いに向かわせそうだ。また、ナスダック指数は3日続伸と底堅さがみられていることで、指数インパクトの大きい値がさハイテク株が底堅い値動きをみせてくるようだと、センチメント改善につながるだろう。
■三井ハイテ、26/1営業利益 21.0%減 126億円、27/1予想 13.1%減 110億円
三井ハイテ<6966>が発表した2026年1月期の連結業績は、売上高が前期比1.6%増の2183億2900万円、営業利益は同21%減の126億5100万円だった。電機部品事業の駆動発電用モーターコアの受注が好調に推移した。また、経費抑制の取り組みが奏功したほか、グループが保有する外貨建て金融資産の為替差益の影響により、売上高、営業利益、経常利益は前回予想を上回った。ただし、特別損失の計上により当期純利益は、前回予想を下回っている。27年1月期の連結業績は、売上高が前期比6.7%増の2330億円、営業利益は同13.1%減の110億円を計画。
■前場の注目材料
・日経平均株価は上昇(55025.37、+776.98)
・ナスダック総合指数は上昇(22716.13、+19.03)
・SOX指数は上昇(7914.56、+49.45)
・米原油先物相場は上昇(87.25、+3.80)
・為替相場は円安・ドル高(158.80-90)
・高市内閣による防衛費増額などの経済政策
・活発な自社株買い
・東証による企業価値向上の要請
・住友重<6302>インド新工場稼働、大型減速機保守に参入
・日野自<7205>三菱ふそうトラック・バスが、EV小型トラックOEM供給
・商船三井<9104>コンテナ船、ペルシャ湾で損傷
・住友商事<8053>核融合関連新興に出資、アジアで事業化推進
・伊藤忠<8001>アニメ関連知財一括管理、製作を持分法会社化
・極東開発工業<7226>インド第2工場竣工、供給能力を強化
・SUBARU<7270>独社と車載MCU設計で協業、車両運動制御を高度化
・安川電機<6506>ベスタクト・ソリューションズ、インフラ機器向けスイッチ拡大、主力刷新
・川崎重工<7012>ボッシュ系と協業、次世代建機で地位向上
・ゼネラルパッカー<6267>牧野研二社長「ライン納入拡大」
・ローム<6963>スマートリング無線給電、チップセット投入
・ソフトバンク<9434>AIが通信経路最適化、効率と低遅延両立
・KDDI<9433>インフカムなどと、海上圏外でSOS実証、スターリンク活用
・三菱電機<6503>スペイン社に90億円出資、衛星輸送枠を確保
・東洋紡<3101>東洋紡エムシーなど、熱可塑性“混合”繊維複合材、高弾性・賦形性を実現
・積水化学<4204>培養プレートを北米投入、再生医療用幹細胞向け
・TKP<3479>アパホテルのFC拡充、商用・観光併用で稼働率向上
・花王<4452>衣類洗剤で洗濯槽除菌、におい移りを防止
☆前場のイベントスケジュール
<国内>
・08:50 1-3月期法人企業景気予測調査・大企業全産業(前回:4.9)
<海外>
・特になし
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