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FiscoNews

【注目トピックス 日本株】SUMINOE—26年5月期第3四半期は増収、価格改定の浸透と事業横断的な生産最適化で実力の底上げが進展

*13:39JST SUMINOE---26年5月期第3四半期は増収、価格改定の浸透と事業横断的な生産最適化で実力の底上げが進展
SUMINOE<3501>は4月10日、2026年5月期第3四半期(25年6月-26年2月)連結決算を発表した。売上高は前年同期比3.1%増の790.91億円、営業利益は同11.8%減の13.15億円、経常利益は同48.4%増の16.23億円、親会社株主に帰属する四半期純損失は0.30億円(前年同期は0.85億円の利益)となった。純利益の赤字転換は投資有価証券売却益の剥落といった一過性の要因によるものであり、本業の収益力は着実な回復軌道にある。

インテリア事業は、売上高が前年同期比3.5%増の279.86億円、セグメント利益は同143.3%増の6.58億円と大幅な増益を達成した。同事業では、床材や壁装材など建築工程の最終段階で製品を施工する位置付けにあるため受注から納入までのリードタイムが長く、原材料価格高騰に対する価格改定の効果が遅れて現れる傾向があるが、今期はその効果が収益に反映されている。また、水平循環型リサイクルタイルカーペット「ECOS(R)(エコス)」のブランド価値訴求が奏功し、納入物件数が増加している。加えて、強みを持つホテル案件やハイブランドショップ向けが堅調に推移したほか、スペース デザイン ビジネスが同7.5%増と好調に推移した。特に店舗系でのボリューム獲得や、SUMINOEブランドを活用したタワーマンション向けのカーテン・照明提案が収益を押し上げている。

自動車・車両内装事業は、売上高が前年同期比3.1%増の486.39億円、セグメント利益は同24.0%減の21.50億円となった。自動車関連では、北中米拠点での新規受注に伴う生産効率の低下や、自動車メーカーの生産計画変動が利益を圧迫したが、売上面では北中米でのフロアカーペット量産開始が大きく寄与している。車両関連では、日本国内でトップシェアを誇る鉄道向け内装材が、インバウンド需要の回復に伴うリニューアル工事需要を的確に取り込み、第4四半期以降も堅調な推移が見込まれる。将来的には、自動運転やEV化の進展に伴う内装材の重要性向上や新たなニーズに対し、内装全体をトータルコーディネートできる同社の強みを活かし、外資系メーカーも含めたさらなるシェア拡大を目指す。

機能資材事業は、売上高が前年同期比2.3%減の21.01億円ながら、セグメント利益は0.51億円(前年同期は0.89億円の損失)と黒字転換を果たした。ベトナム工場の生産体制再編が奏功しており、冬物商材であるホットカーペットの生産時期(春夏)以外の期間に、自動車向けカーペット等の生産を割り当てることで工場の稼働率を最適化し、利益体質の改善を実現した。

2026年5月期通期の連結業績予想については、同日に修正を発表した。売上高が前期比1.2%増の1,060.00億円、営業利益が同26.7%減の22.00億円、経常利益が同0.6%減の25.00億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同40.3%減の4.00億円を見込む。年間配当予想は前回予想から3.00円減配の1株当たり40.00円(分割後ベース)としているが、前期比では据え置き。株主優待制度の導入も奏功し、株主数は1.1万人を超えるなど、市場からの注目も高まっている。

<KA>

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