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FiscoNews

【注目トピックス 日本株】グローバルスタイル:配当4%のダブルバガー候補、オーダースーツで独自ポジション

*11:22JST グローバルスタイル:配当4%のダブルバガー候補、オーダースーツで独自ポジション
グローバルスタイル<7126>は、メンズを中心にオーダースーツ及びオーダーシャツ等の企画・販売を手掛けている。高品質な生地を国内外から豊富に取り揃えつつ、比較的手に取りやすい価格帯を実現することで、オーダー服の裾野拡大を図っている点が特徴である。「GINZA Global Style」を中核ブランドとして全国主要都市に出店しており、2026年7月末時点で41店舗を構える。同社の特徴は、オーダーでありながら価格競争力と体験価値を両立している点にある。受注生産と分業体制による効率的なサプライチェーンにより、オーダー特有の高コスト構造を抑制し、プライベートフィッティングルームやカフェ併設などの店舗設計により、来店そのものを価値ある体験へと昇華させている。また、豊富な生地バリエーションや複数価格帯の業態展開により、若年層からハイクラス層まで幅広い顧客層をカバーできる点も競争優位性となっている。

1. 2026年7月期の業績概要
2026年7月期業績は、売上高が前期比8.1%増の12,383百万円、営業利益が同17.2%増の939百万円となった。売上高は、既存店における来店客数及び客単価の底堅い推移に加え、2025年10月に新規出店した「GINZA Global Style COMFORT 吉祥寺店」が想定通りに立ち上がり、増収寄与した。一方で、販管費は主に新規出店に伴う人件費や地代家賃の増加、広告宣伝費の積極投下で増加したものの、店舗における固定資産の耐用年数の修正による費用減少の影響もあり、営業利益は過去最高水準となっている。売上高の先行指標となる受注高は前期比約9.5%増と、次期以降の成長に向けて非常に好調な推移である。

2. 2027年7月期の業績見通し
2026年7月期の通期業績は、売上高が前期比10.4%増の13,671百万円、営業利益が同1.8%増の957百万円と増収増益の見通しである。既存店は前期比105%程度で伸長すると想定し、年間6店舗程度の新規出店による売上高増加分が加味されている。累計視聴回数が1億回を突破するなど好調な「ガチスーツ」ドラマ等の独自コンテンツの継続により、若年層をはじめとする幅広い新規顧客の獲得とブランド認知を拡大することも継続する。

3. 中長期の成長戦略
同社は、既存事業の競争力を一段と高めつつ、新たな需要領域やチャネルを取り込むことで持続的な収益成長を目指している。同社はオーダースーツ市場において、国内有数の生地品揃え、価格競争力、ファッション性を兼ね備えた独自のポジションを確立しており、これまで培ってきた強みを基軸に多面的な成長戦略を展開していく。中核となるのは、関東圏を中心とした計画的な新規出店による来店客数の拡大であり、体験型店舗への進化を通じて来店頻度の向上やリピート需要の創出につなげる点が特徴である。加えて、免税及び国際配送サービスの開始や英語対応の強化により、価格面・品質面で優位性のあるオーダースーツを武器にインバウンド需要の取り込みを進めている。商品面では、企画から生産、販売までを一気通貫で手掛けるSPAモデル※を基盤に、顧客ニーズを迅速に反映した商品開発と安定供給を実現しており、物流効率化と組み合わせることでコスト上昇局面でも収益性を維持及び向上しやすい構造を構築しつつある。さらに、接客品質を支える人材育成や、ネットマーケティングを軸としたオムニチャネル戦略の推進により、体験価値とブランド力の向上を図る。レディースオーダーやオンラインサービスといった新たな成長ドライバーも市場環境を踏まえれば現実味があり、戦略の着実な実行による安定成長と収益基盤の一段の強化を期待したい。

※ 企画・製造から販売までを自社で一貫して行い、コスト管理と顧客ニーズへの迅速な対応を可能にするビジネスモデルのこと。

4.株主還元と株価
9月11日には、1株あたり47円として公表していた2026年7月期の期末配当予想を57円に増額した。第3四半期決算と同時に配当性向を30%に引き上げる方針変更を発表しており、それに沿った増額となる。今2027年7月期の配当額は現段階で未定だが、予想EPSに配当性向30%をかけた場合は約58円となり、配当利回りで4%の水準となる。なお、フィスコでは2026年1月15日付で、同社に対してレーティング「Buy」、目標株価2,604円のレポートを出している。現状、その見方に変化はない。

■Key Points
・オーダースーツを軸に広がるパーソナルウェア事業、体験価値と価格競争力を両立するブランド戦略を展開
・2026年7月期は営業利益で過去最高水準、受注も2027年7月期に向けて順調、2027年7月期も増収増益予想
・中長期的には既存事業の深化、成長ドライバーの育成、収益構造の強化により持続的成長を目指す
・配当利回りは4%程度が予想され、目標株価2,604円に変化なし

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