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株主優待 株主が優待品を選択するタイプに要注意

水産・冷凍食品大手の日本水産も株主優待を新設

水産・冷凍食品大手の日本水産も株主優待を新設

 話題の株主優待の最新情報をお届けする「優待四季報」。2017年夏の新設情報から注目のものをピックアップする。

 優待投資家にとって6月は収穫の季節だ。3月に権利を取得した優待の多くは6月の株主総会後に発送される。このタイミングで、すでに手元にある優待の有効期限も確認しておこう。

 買い物券や食事券は半年あるいは1年の有効期限が設定されていることが多く、翌年6月末に期限を迎えることが多いからだ。

 ブックオフコーポレーションの発表によると同社優待券の使用率は約70%で、3割の投資家はせっかくの優待を使っていないことになる。

 特に注意したいのは、株主が優待品を選択するタイプだ。

 希望の商品を選んでハガキなどを返送する期限は、食事券などよりも短く設定されているのが一般的だ。返送しなかった株主に送る商品を決めている企業もあるが、意思表示をしない株主には優待品を送らないという企業もある。

 また、優待券やクオカード、ギフト券などは、株主総会の招集通知と一緒に発送する企業もある。同封されていることに気がつかず、招集通知と一緒に捨ててしまうという悲劇もよく聞かれるので十分気をつけたい。以下、今季の主な新設優待を紹介しよう。

【主な新設優待】
●日本水産(東証1部・1332)
 水産・冷凍食品大手。2品から選択できる自社商品詰め合わせの優待を新設した。優待対象は500株から。

(優待内容)
500株以上1000株未満:3000円相当の自社製品
1000株以上:同5000円相当(3月末、年1回)

●シー・ヴイ・エス・ベイエリア(東証1部・2687)
 ローソンのフランチャイズ経営などを展開。運営する「東京銀座BAY HOTEL」など都内のカプセルホテル6施設で使える宿泊割引券の優待を新設した。

(優待内容)
100株以上:都内ユニット型ホテル6施設で使える2000円分の宿泊割引券(8月末1枚、2月末2枚、年2回)

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