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ガリバーインターナショナル(7599): 展示店舗急拡大で中期的に業績は大きく成長する見通し

ガリバーインターナショナル(7599)市場平均予想(単位:百万円)

tomatsu112

企業概要

コアビジネスは、中古車の買取及び卸売事業。全国約460店舗を展開する国内最大中古車買取事業者(販売、買い取り実績No.1)。中古車の買取専門店として有名なガリバーですが、最近では中古車販売の強化、さらに、新たな取り組みとして、新車ディーラー事業や海外事業の展開も進めています。

~販売期間は2週間以内!徹底したコスト削減で高値買い取りを実現~

中古車販売店は、在庫を持てば持つほどその管理にコストがかかり、かかったコストは買取価格の低下や販売価格の上昇に転嫁されます。
同社では買い取った車両の販売期間を2週間に限定し、売れなかった買取車は自動車オークションで売ります。これにより在庫管理コストの削減しています。こうした徹底したコスト削減が高値買い取りを実現させ、買取市場でも買取価格の高さから圧倒的なシェア(10%)を持っています。

さらに同社は、販売チャンスが増えるビジネスモデルにシフトしています。従来買い取った中古車を中古車オークションで売る(卸売)ビジネスモデルを採用してきました。オークションまではプールセンターに在庫を保管しておくのですが、2週間以内という短い在庫期間も活用すべく、新モデルにシフトしています。

新モデルによると、在庫保管期間中は一般消費者に向けてインターネットを利用した販売を行い、また、在庫を保管するプールセンターを各展示場に置き換えることで販売チャンスを広げます。ただの保管場所ではなく、販売(小売)できる展示場に変えることで、従来のビジネスモデルをベースに、在庫リスクの小さい小売モデルが構築されました。同じ2週間という在庫期間で、小売と卸売の粗利を得られるようになったのです。また小売モデルにより、買い取った一般客の情報を得られるようになり、次に乗る車の販売につなげられる等のメリットもあります。

展示店舗は上半期末時点で99店舗あります。一方、所有車の売却を目的として来店のあるガリバー店舗は280店舗となっていますが、現在展示店舗を急激に増やしているところです(前期末は72店舗でしたが、上半期で27店舗拡大した上、通期では合計100店舗がオープンする見込みです)。

注目ポイント

展示店舗出店急拡大が業績を大きく牽引しています。中期経営計画では展示販売店舗を400店舗まで拡大する計画で、これによって同社の業績は成長を続ける見込みです。

また、足元を見ても第4四半期には新車のモデルチェンジが多く予定されていることからも、新車市場の回復が見込まれ、買替増が同社業績の追い風となると思われます。

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