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開花が早いと景気にプラス? 新年度の景気を占う桜と経済の相関関係

桜の開花時期と景気にはどんな相関があるか?

 3月17日、東京都心の桜(ソメイヨシノ)の開花が宣言された。平年(3月26日)より9日も早い、史上3番目となる早い開花だ。日本人が愛してやまない桜は、景気と深い関連があるという。身近なデータと景気の関係に詳しい三井住友アセットマネジメントのチーフエコノミスト・宅森昭吉氏はこう指摘する。

「記録を確認できる1953年からの65年間のデータを見ると、開花が記録的に早い年は景気が拡大している傾向がみられます。3月20日までに開花した年は7回ありますが、そのすべてが景気拡張局面にあたっているのです」

 2017年までの記録をみると、最も早い開花は2002年と2013年の3月16日。2番目に早い記録は2004年の3月18日。3番目の記録は3月20日で過去に4回あるが、いずれも景気が拡大する局面にあった。景気後退局面になったことは一度もない。

「春が来ればそれだけで人々のマインドは上向くものです。実際、1980年から2017年までの日経平均株価の各月の変化率を見ても、4月が1年で最も上昇しています。日本人は桜の開花で春の到来を実感するので、開花が早いほど春が早く来ることになり、その分プラスの影響も大きくなると考えられます。春物に対する消費需要も増加します」(宅森氏、以下同)

 桜が景気や株価に与える影響は、開花日だけではない。開花日が平年より早く、さらに満開日までの期間が11日以上長い年は、その後1年超にわたり景気が良い状態が長く継続する傾向があるという。偶然とは言い切れない相関が見て取れるのだ。

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