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ビジネス

勝ち組産業の100円ショップ ダイソーは16年間で売り上げ倍に

外国人観光客が数多く訪れる「ダイソー原宿店」(撮影/浅野剛)

「ワンコイン」の巨頭が代替わりした──。3月1日、100円ショップ最大手の「ダイソー」を展開する大創産業が社長交代を発表。1977年の創業以来、会社を率いてきた矢野博丈社長(74才)が退任して、後任社長に矢野氏の次男・靖二氏(46才)が就任した。

 狙いは株式上場を見据えての経営刷新や経営トップの若返り。これまで会社を牽引した矢野前社長は会長に就任した。

 2017年10月現在、国内3150店、海外26の国・地域に1900店を展開する業界トップの社長人事により「多様な商品を1つの店に集めて100円均一で売る」という日本独自のビジネスに改めてスポットが当たった。

 現在、100円ショップは日本の一大産業になっている。業界トップのダイソーをはじめ、「セリア」「キャンドゥ」の大手3社を合計した市場規模は6800億円。

 ダイソーの売り上げはここ16年間で2020億円から4200億円と倍以上にアップし、セリアもほぼ同時期に売り上げが7倍になっている。小売業の苦戦が伝えられるなか、100円ショップは“勝ち組産業”として走り続けている。

 その象徴が東京・原宿の「ダイソー原宿店」だ。

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