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投資

【ドル円週間見通し】米雇用統計が好調ならドル買い安心感も

米9月雇用統計は10月5日に発表される

 投資情報会社・フィスコ(担当・小瀬正毅氏)が10月1日~10月5日のドル・円相場の見通しを解説する。

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 今週のドル・円は底堅い展開か。10月5日発表の米9月雇用統計は雇用情勢のさらなる改善が予想され、米連邦準備制度理事会(FRB)による利上げ継続方針の妥当性を証明する材料となることから、ドル買い基調は続きそうだ。

 米中貿易摩擦の長期化を警戒したリスク回避的な円買いは一部で継続する可能性があるものの、米利上げは2020年まで継続すると予想されており、米国の雇用統計など主要経済指標が市場予想に沿った堅調な内容だった場合、ドル買い安心感が広がりそうだ。

 反面、NYダウの反落や米10年債利回りの低下が続けば、ドル買いは弱まるだろう。トランプ米政権は貿易赤字解消に向けた強硬な通商政策を緩めておらず、相手国との軋轢が生じている。特に、中国に続いて隣国カナダとの貿易摩擦が顕在化すれば、国際貿易環境の悪化を嫌気してリスク回避的なドル売りが再び広がる可能性がある。

【米・9月ISM製造業景況指数】(10月1日発表予定)
 10月1日発表の米9月ISM製造業景況指数は60.3で8月実績の61.3をやや下回ると予想される。ただ、製造業景況指数自体は60を超える高水準とため、市場予想と一致した場合はドル売り材料にはならないとの見方もある。

【米・9月雇用統計】(10月5日発表予定)
 10月5日発表の米9月雇用統計は、失業率3.8%(前回3.9%)、非農業部門雇用者数は前月比+18.8万人(同+20.1万人)、平均時給は前年比+2.8%(同+2.9%)と見込まれる。

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