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【ドル円週間見通し】米雇用統計が好調ならドル買い安心感も

・10月1日-5日週に発表予定の主要経済指標の見通しについては以下の通り。

○(米)9月ISM製造業景況指数 1日(月)午後11時発表予定
・予想は、60.3
 参考となる8月実績は61.3で7月実績の58.1を大幅に上回った。新規受注指数が7月の60.2から65.1まで大幅に上昇したことが要因。9月については、新規受注指数は伸び悩む可能性があることや、報復関税による企業収益や生産拠点への影響などが指数に多少反映されると予想されており、8月実績をやや下回る可能性が高いとみられる。

○(欧)8月ユーロ圏小売売上高 3日(水)午後6時発表予定
・予想は、前月比+0.2%
 参考となる7月実績は前月比-0.2%。通信販売やインターネット販売の増加が続いているものの、繊維・衣料品は減少している。8月については、通販・インターネット経由での販売増加が引き続き見込めることや雇用の拡大が続いていることから、7月に減少した反動で小売売上高はやや増加する可能性がある。

○(米)8月貿易収支 5日(金)午後9時30分発表予定
・予想は、-490億ドル
 参考となる7月実績は-501億ドル。6月との比較で輸出額はやや減少、輸入額はやや増加した。民間航空機の輸出減少や自動車、原油などの輸入増加によって貿易赤字幅は拡大した。8月については対中貿易赤字が7月の約368億ドルから減少することが確実視されており、輸出は若干増加すると予想されていることから、貿易赤字幅はやや縮小する可能性が高い。

○(米)9月雇用統計 5日(金)午後9時30分発表予定
・予想は、非農業部門雇用者数は前月比+18.8万人、失業率は3.8%
 9月の非農業部門雇用者数については、9月14日週の新規失業保険申請件数が8月同時期との比較で若干減少していることから、8月実績と同水準の雇用増となる可能性がある。失業率については、全米レベルで雇用拡大が続いていることや、労働参加率は伸び悩んでいることから、0.1ポイント低下するとみられる。なお、9月の平均時給については、幅広い分野での雇用増が予想されるものの、専門的な職種における採用難が続いていることから、伸び率は8月実績をやや下回る可能性がある。

○主な経済指標の発表予定は、1日(月):(日)日銀短観7-9月期調査、(欧)8月ユーロ圏失業率、2日(火):(欧)8月ユーロ圏生産者物価指数、3日(水):(米)9月ADP雇用統計、(米)9月ISM非製造業景況指数、5日(金):(日)8月家計支出

【予想レンジ】
・112円00銭-115円00銭

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