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高齢者バイトの落とし穴 楽しさ求めて遺跡発掘参加も悲惨な結果に

2018年10月2日 11:00

生きがいや楽しさを求めた遺跡発掘バイトで何が?(イメージ)

 人生100年時代、年金や退職金の備えだけでは不安だからとアルバイトに精を出すシニアも多いが、実は「事故」も多く起きている。シルバー人材センター(2018年3月末時点で会員約71万人)によると、2017年度に起きた事故件数は5701件(死亡事故含む)。最も多い事故は「転倒」(1783件、うち死亡3件)で、以下「蜂、犬、蛇等に刺される、噛まれる」(956件、うち死亡1件)、「墜落、転落」(928件、うち死亡12件)、「交通事故」(471件、うち死亡7件)、「切れ、こすれ」(424件)と続く。

 金銭目的ではなく、定年後の「生きがい」や「楽しさ」を求めてアルバイトを始めた場合も、決して事故と無縁ではない。

「“歴史に残る逸品をこの手で発掘できるかもしれない”とのロマンを感じてバイトを始めたんです」

 と語るのは、昨夏に遺跡発掘バイトに参加した奈良県在住のA氏(70)。最初はボランティアだったが、“歴史に身を捧げたい”との意識が芽生え、定期作業のアルバイトの道に進んだ。

「アルバイトはほぼ毎日7時間です。最初こそ歴史好きの同年代の仲間と、『失礼ですが、私が先に見つけますよ』『いや、私です』と愉快に張り合っていましたが、延々と発掘作業が続くとお互い険しい顔で無口に。3日目には腰がガクガクして動くのがしんどくなり、固い岩をひたすら削る作業で手首が腱鞘炎になり、1週間もたず2人ともギブアップしました」(A氏)

 アルバイトは危険なものばかりではないが、高齢者ほど適性を考える必要がある。

「まず持病などの体のチェックが必要」と話すのは社会保険労務士で高齢者のアルバイト事情に詳しい小岩和男氏だ。

「血圧や血液検査の結果に気を付けておくのはもちろん、腰痛持ちだったり、自分の体の状況を把握しておくこと。そのうえで勤め先に『どういう健康面のフォローをしてもらえますか?』と自分から積極的に聞いておくことが大切です。事故が起きてから考えるのでは遅いのです」

“生涯現役”のためには、十全な備えが欠かせない。

※週刊ポスト2018年10月5日号

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