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【日本株週間見通し】4週ぶり反落の後はもみ合う展開か

 9月第4週(25日から28日)の投資主体別売買動向で、海外投資家は3770億円強の買い越しと前週を約1000億円上回る買い越し額となった。10月24日に召集される予定の臨時国会で補正予算が決定されれば、海外投資家の買いがさらに膨らむ期待もある。このほか、台風など悪天候の影響が警戒される2月期・8月期企業の本決算・第2四半期決算が11日のファーストリテイリング<9983>、7&I-HD<3382>などでヤマ場を迎えるが、上半期の増額修正を発表したユニファミマ<8028>が5日に大幅高となったことは、今月下旬から始まる3月期企業の上半期決算発表を控えて歓迎される展開だ。

 今週の主な国内経済関連スケジュールは、9日に8月国際収支、9月景気ウォッチャー調査、10日に8月機械受注、9月工作機械受注、11日に9月国内企業物価指数、9月都心オフィス空室率、エルニーニョ監視速報、12日に9月マネーストック、8月第三次産業活動指数が発表される。週初の8日は体育の日で東京市場は休場。一方、米国を含む海外経済関連スケジュールでは、8日はIMF・世銀年次総会(14日まで、インドネシア)、米・コロンブスデーで債券市場が休場、10日に米9月生産者物価、11日にG20財務大臣・中央銀行総裁会議(12日まで、インドネシア)、米9月消費者物価、米9月財政収支、12日に中国9月貿易収支、米9月輸出入物価、米10月ミシガン大学消費者マインド指数がそれぞれ発表、開催される予定だ。

 このほか、国内外で予定されているイベントとしては、第10回日メコン首脳会議(9日まで、東京)、10日は北朝鮮の朝鮮労働党創建記念日、2008年のリーマンショック(リーマン・ブラザーズ倒産)から10年、11日は豊洲市場が開場の予定がある。このうち、日メコン首脳会議では、カンボジア、ラオス、ミャンマー、タイ、ベトナムの首相および最高顧問が来日する。なかで、ミャンマーからはアウン・サン・スー・チー連邦共和国国家最高顧問が来日し福島県も訪問する。また、2月期・8月期企業の本決算、第2四半期決算発表が本格化する。10日はイオン<8267>、安川電機<6506>、サイゼリヤ<7581>、11日はファーストリテイリング<9983>、7&IーHD<3382>、ユニファミマ<8028>、12日は島忠<8184>、高島屋<8233>、東宝<9602>がそれぞれ発表する。

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