家計

老後資金の新常識 定年後は100歳までの「前後半」で考えよう

老後資金は「貯め方」だけでなく「取り崩し方」にも工夫が必要

老後資金は「貯め方」だけでなく「取り崩し方」にも工夫が必要

 人生100年時代を迎え、寿命が延びるなら、生活するための資産にも、“延命措置”が必要になる。「人生80年」を前提にした生活設計からの“発想の転換”が求められる。たとえば、老後資金は「貯め方」より「取り崩し方」を工夫することも大切だ。

「貯金3000万円」が定年後に最低限の生活を送るために必要な金額といわれてきた。定年から死ぬまでの期間が20年から40年に延びたからといって、年金受給を控えた世代は、“あと数年で貯金を倍増させよ”といわれても非現実的だ。

 そこで考え方を変える。これまでは定年を境に貯金を「増やす時期」と「取り崩す時期」がはっきり分かれていたが、それを考え直す。

 たとえば、80歳までの「定年後・前半」とそれ以降の「定年後・後半」に分け、前半は年2~3%程度の低リスク運用をして「増やしながら使う時期」とし、80歳以降を「取り崩す時期」に分ける。

 貯金を一気に増やせないなら、取り崩し方で工夫するしかない。

 オールマイティの処方箋はないが、従来の老後資産プランは通用しなくなる。常識にとらわれない発想で、人生100年時代のリスクと向き合う必要がある。

※週刊ポスト2018年12月14日号

関連キーワード

注目TOPIC

当サイトに記載されている内容はあくまでも投資の参考にしていただくためのものであり、実際の投資にあたっては読者ご自身の判断と責任において行って下さいますよう、お願い致します。 当サイトの掲載情報は細心の注意を払っておりますが、記載される全ての情報の正確性を保証するものではありません。万が一、トラブル等の損失が被っても損害等の保証は一切行っておりませんので、予めご了承下さい。