投資

業種が多岐にわたるスマホ関連銘柄から注目株をピックアップ

これから「上がる株」は何か。ハンドルネーム「LOVE WHISKY」の名でデイトレーダーの先駆けとして知られるファイトレードコーポレーション代表・石橋明佳氏が、銘柄選びのポイントとともに注目銘柄を解説する。

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市場に様子見ムードが漂っているうちは、短期的に値動きのいい低位株や材料性の高い銘柄などを狙うのが無難だろう。また、通期業績予想の上方修正を出した銘柄や株式分割、自社株買いなど株価対策を積極的に打ち出しているような銘柄は狙い目だ。「STAP細胞」(新型万能細胞)が脚光を浴びる中、バイオ関連は物色されやすい展開が続くと見る。さらに、今後も堅調が予想されるスマートフォン関連も引き続き注目だろう。

スマホ関連銘柄はかなり広い業種に散らばっているが、そうしたなかで私が注目している銘柄のひとつが、電子基板向け薬品を主力に手掛ける研究開発型企業、メック(東証1部・4971)だ。

同社は1月末、世界的に販売好調なスマホやタブレットPC向けのパッケージ基板用薬品やディスプレイ用薬品の売り上げが想定以上に伸長したとの理由から、2014年3月期通期業績予想を上方修正。売上高は73億円から78億円(前期比16.3%増)、経常利益は10億5000万円から14億5000万円(同51.5%)へ増額した。

今後も海外スマホ向けなど売り上げが一層拡大することが見込まれ、2015年3月期、2016年3月期も2ケタ成長が続くと予想される。また、同社は接着剤を使わない金属・樹脂接合技術「AMALPHA」の実用化準備を進め、早期の量産化を図る方針と伝えられ、株価の刺激材料となったが、量産化が実現すれば自動車や家電製品の軽量化を可能にするので、ポテンシャルは大きい。

チャート的にも2013年2月にトレンド転換して以降好調で、業績の裏付けがあることから買い安心感もあり、さらに上値を目指しそうだ。

※マネーポスト2014年春号

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