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【ドル円週間見通し】FRBのハト派姿勢が強まれば、伸び悩むか

・12月30日-1月10日週に発表予定の主要経済指標の見通しについては以下の通り

○(米)12月CB消費者信頼感指数 12月31日(火)日本時間1月1日午前0時発表予定
・予想は128.0
 参考となる11月実績は125.5。市場予想を下回っており、4カ月連続で低下した。労働市場の情勢悪化が嫌気されたもようだ。ただ、11月の期待指数は上昇に転じたこと、米国株式は強い動きを見せていることから、12月の消費者信頼感指数は上昇する可能性がある。

○(米)12月ISM製造業景況指数 1月3日(金)日本時間4日午前0時発表予定
・予想は、49.0
 参考となる11月実績は48.1。雇用指数と新規受注指数が低下した。米ゼネラル・モーターズ(GM)社のストライキによる影響が残っていたようだ。12月については雇用指数の上昇が予想されていること、新規受注指数は下げ止まる可能性があることから、全体的には11月実績をやや上回ると予想される。

○(米)11月貿易収支 1月7日(火)午後10時30分発表予定
・予想は、-490億ドル
 参考となる10月実績は-472億ドル。貿易赤字は2カ月連続で縮小した。消費財の輸入が減少した。11月については、消費財などの輸入額は減少する可能性があるものの、アジア、欧米向けの輸出はさえない状態が続くとみられており、貿易赤字の一段の縮小は期待できない。

○(米)12月雇用統計 1月10日(金)午後10時30分発表予定
・予想は、非農業部門雇用者数は前月比+16.8万人、失業率は3.5%
 11月の非農業部門雇用者数は前月比+26.6万人で市場予想を上回る雇用増を記録。失業率は0.1ポイント低下した。12月については、自動車会社のストライキ終了による雇用増の影響はなくなることから、非農業部門雇用者数の増加幅は11月実績を下回る見込み。

○その他の主な経済指標の発表予定
・12月30日(月):(米)12月シカゴ購買部協会景気指数
・12月31日(火):(米)10月ケース・シラー米住宅価格指数
・1月2日(木):(中)12月財新製造業PMI
・1月6日(月):(欧)11月ユーロ圏生産者物価指数
・1月7日(火):(欧)12月ユーロ圏消費者物価指数、(欧)11月ユーロ圏小売売上高、(米)12月ISM非製造業景況指数
・1月8日(水):(米)12月ADP雇用統計
・1月9日(木):(欧)11月ユーロ圏失業率、(独)11月鉱工業生産

【予想レンジ】
・108円00銭-110円50銭

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