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株価10倍「テンバガー狙い」の投資でギャンブル性を下げる方法

個別株投資において大切なことはリスクのコントロール(イメージ)

個別株投資において大切なことはリスクのコントロール(イメージ)

 4月から、高校の家庭科で「金融教育」の授業が始まった。そこでは、主に「つみたてNISA」や「iDeCo」などを活用した、堅実な資産形成について教えるという。しかし、堅実とはつまり、ローリスク・ローリターンということだ。個人投資家で、『10万円から始める! 小型株集中投資で1億円』などの著者・遠藤洋さんはこう話す。

「少額の投資信託では、大損することは少ない代わりに、資産の桁が増えることはありません。資産が短期間で2倍、3倍になる可能性を秘めているのは、やはり個別株。もちろん損失が出る可能性もありますが、正しい知識をつけて注意深く運用すれば、リスクはある程度コントロール可能です」

 世界的に有名な『Apple』や『Amazon』のほか、日本でもユニクロを展開する『ファーストリテイリング』や『ワークマン』などは、短期的に株価が急上昇している「10倍株(テンバガー)」だ。

 こうしたお宝株を見つけるには、何に注目すべきなのだろうか。まず目を向けたいのが、今後有望なテーマに沿った銘柄。いまなら、旅行や飲食、エンタメ業界などだ。

「キーワードは“可処分時間”。コロナをきっかけに、人々の働き方やライフスタイルは大きく変化しました。今後は物理的なモノではなく、自由な時間を増やしたり、より充実した時間を提供するようなサービスが伸びていくでしょう」(遠藤さん)

 旅行や飲食は大企業が目立つが、誰もが知るような大企業は、どうしても伸びしろが限られる。マーケットバンク代表の岡山憲史さんが説明する。

「株式投資では“人の行く裏に道あり花の山”という格言があるように、多くの投資家が弱気になっているときにこそ、裏をかいて株を買うとよい、とされています。つまり、未熟な株の成長を読んで、安いときに買っておくのです。クラウドサービスを提供する『ドーン』やECサイト関連の『いつも』のほか、新薬開発ベンチャーやメタバース関連の株も今後伸びてくるでしょう」

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