*09:46JST 概況からBRICsを知ろう ブラジル株式市場は4日続伸、米中摩擦の緩和が引き続き買い安心感
【ブラジル】ボベスパ指数 138963.11 +1.76%
13日のブラジル株式市場は4日続伸。主要株価指数のボベスパ指数は前日比2399.93ポイント高(+1.76%)の138963.11で引けた。日中の取引レンジは136,549.79-139,418.97となった。
買いが先行した後は上げ幅をじりじりと拡大させた。米中摩擦の緩和が引き続き買い安心感を与えた。また、原油価格の上昇も資源セクターの物色手掛かり。このほか、通貨レアル高の進行がブラジル株の支援材料となった。
【ロシア】MOEX指数 2930.17 +2.78%
13日のロシア株式市場は5日続伸。主要株価指数のMOEXロシア指数は前日比5.36ポイント高(+0.18%)の2935.53となった。日中の取引レンジは2,911.05-2,941.93となった。
中盤はマイナス圏に転落する場面もあったが、その後は再び買い戻された。原油価格の上昇が支援材料。また、米中協議の進展も引き続き好感された。一方、指数の上値は重い。連日の上昇で足元では高値警戒感が強まり、利益確定売り圧力が高まった。
【インド】SENSEX指数 81148.22 -1.55%
13日のインドSENSEX指数は反落。前日比1281.68ポイント安(-1.55%)の81148.22、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同346.35ポイント安(-1.39%)の24578.35で取引を終えた。
終始マイナス圏で推移し、終盤下げ幅を一段と拡大させた。最近の上昇で足元では高値警戒感が強まり、利益確定売り圧力が高まった。また、パキスタンが実効支配しているカシミール領有権をめぐるインドとパキスタンの緊張関係の高まりが引き続き警戒された。モディ首相はこのほど、パキスタンの核使用の脅しに屈さないと発言した。
【中国本土】上海総合指数 3374.87 +0.17%
13日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前日比5.63ポイント高(+0.17%)の3374.87ポイントと続伸した。約1カ月半ぶりの高値水準を切り上げている。
米中の通商合意が相場を支える流れ。ベッセント米財務長官は12日(本土市場の引け後)の会見で、中国とスイス・ジュネーブで行った協議により、相互の関税率を大幅に引き下げることで合意したと発表した。米中の共同声明によると、互いに課している追加関税をそれぞれ115%引き下げる。うち24%は90日間の停止とし、今後の協議で撤廃か再引き上げか決定する予定だ。また、トランプ米大統領は12日、今週末に中国の習近平・国家主席と会談する可能性があると述べている。ただ、上値は限定的。指数は前日に3月27日以来の高値水準を回復したとあって、売り圧力も意識されている。
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