*15:27JST 国内外の注目経済指標:日銀6月短観は悪化の公算
6月30日-7月4日発表予定の経済指標予想については以下の通り。
■7月1日(火)午前8時50分発表予定
○(日)日銀短観6月調査-予想:大企業製造業DIは+10
6月短観では大企業製造業で2期連続の景況感悪化が示され、景況感の低迷が意識されそうだ。米政権による相次ぐ関税の発動・拡大を受けた輸出環境の悪化が景況感の下押し圧力になったとみられる。大企業製造業DIは前回調査を下回る見込み。
■7月1日(火)午後6時発表予定
○(欧)6月ユーロ圏消費者物価指数-5月実績:前年比+1.9%
参考となる5月実績は前年比+1.9%。サービス価格の伸びが鈍化したことが要因。6月についてはサービス価格の伸びがさらに鈍化する可能性があるため、全体的なインフレ率は5月実績と同水準か下回る可能性がある。
■7月1日(火)午後11時発表予定
○(米)6月ISM製造業景況指数-予想:48.5
関税引き上げや同政策を巡る先行き不透明感は供給面でのさらなる混乱や遅延に加え、新規受注の弱まりや余剰在庫への忌避感の高まりといった需要の下押しとして、製造業に広範な影響を及ぼしている。6月は5月実績並みの水準にとどまる見込み。
■7月3日(木)午後9時30分発表予定
○(米)6月雇用統計-予想:非農業部門雇用者数は前月比+11.6万人、失業率は4.3%
非農業部門雇用者数は前月比+13.9万人で市場予想をやや上回ったが、3、4月の数値は下方修正された。6月については雇用の伸び率は鈍化しつつあるため、非農業部門雇用者数は5月実績を下回る可能性がある。労働参加率はやや伸び悩んでおり、失業率については、労働参加率の下げ止まりで5月実績を上回る可能性がある。
○その他の主な経済指標の発表予定
・6月30日(月):(日)5月鉱工業生産、(英)1-3月期国内総生産改定値
・7月1日(火):(中)6月財新製造業PMI、(欧)6月ユーロ圏消費者物価指数、
(米)6月ISM製造業景況指数
・7月2日(水):(欧)5月ユーロ圏失業率、(米)6月ADP雇用統計
・7月3日(木):(豪)5月貿易収支、(米)5月貿易収支、(米)6月ISM非製造業景況指数
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