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FiscoNews

【オープニングコメント】39500円を挟んだ狭いレンジでの推移

*08:43JST 39500円を挟んだ狭いレンジでの推移
 17日の日本株市場は、引き続きこう着ながらも底堅さが意識される相場展開になりそうだ。16日の米国市場はNYダウが231ドル高、ナスダックは52ポイント高だった。6月の米卸売物価指数(PPI)が予想を下回り、利下げ期待から買いが先行した。その後、トランプ米大統領が米連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長解任を検討しているとの報道を受けて急落する場面もあったが、トランプ大統領は「議長解任する可能性は非常に低い」と述べたことで買い戻されている。シカゴ日経225先物は大阪比25円安の39565円。円相場は1ドル=147円80銭台で推移している。

 シカゴ先物にサヤ寄せする形から、やや売り先行で始まることになりそうだ。ただし、日経225先物はナイトセッションで一時39130円まで下落した後は39500円を回復して終えており、短期的な売買が中心である。トランプ大統領の発言に振らされやすい状況ではあるものの、下へのバイアスが強まる局面においては、押し目狙いの買いで対応したいところである。

 一方で、上値の重さも意識されやすい。20日の参議院選挙を控えるなかで、積極的な売買は手控えられやすい。結果次第では日米通商協議に影響を与える可能性もあるため、神経質にさせそうだ。また、前日に織り込まれているが、オランダのASMLホールディングの決算の影響から米半導体株の一角が軟調だったことで、東エレク
<8035>やアドバンテスト<6857>など指数インパクトの大きい値がさハイテク株の重荷になる可能性がありそうだ。

 そのため、日経平均株価は39500円を挟んだ狭いレンジでの推移になりそうであり、決算を手掛かりとした個別対応のほか、AI関連などの中小型株での短期的な値幅取り狙いの動きが中心になりそうだ。なお、昨夕に決算を発表したところでは、クリングル<4884>やブロドリーフ<3673>が注目されそうだ。

<AK>

fisco

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