*15:41JST コニシ---1Q増収・営業利益増益、工事事業の利益が2ケタ伸長
コニシ<4956>は28日、2026年3月期第1四半期(25年4月-6月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比0.1%増の322.41億円、営業利益が同1.7%増の21.36億円、経常利益が同4.3%減の22.58億円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同1.5%増の15.51億円となった。
ボンド事業の売上高は前年同期比2.0%増の180.29億円、営業利益は同2.7%減の14.50億円となった。一般家庭用分野においては、ホームセンターやコンビニエンスストア向けの売上が前年並みで推移した。住関連分野においては、建築資材向け水性接着剤導入による市場開拓は進んでいるものの、新設住宅着工戸数が低調に推移し、内装工事用接着剤等の既存製品の売上は減少した。産業資材分野においては、新規開拓を進めている自動車・電子部品に使用される弾性接着剤や紙工用接着剤の拡販が進んだことで堅調に推移した。建築分野および土木分野においては、改修工事ではく落防止工法に使用される材料の売上が増加した。
化成品事業の売上高は同1.3%減の93.20億円、営業利益は同23.4%減の2.98億円となった。化学工業分野においては、化学メーカー向けに販売している原材料が好調に推移し、売上が増加した。自動車分野においては、ハイブリッド車向け商材が好調に推移し、売上が増加した。電子電機分野においては、樹脂材料の販売が低迷し、売上が減少した。丸安産業においては、コンデンサ向け商材が好調に推移したものの、半導体向け商材が低調に推移したことで、売上は減少した。
工事事業の売上高は同4.2%減の48.92億円、営業利益は同80.6%増の3.74億円となった。公共事業を中心としたインフラおよびストック市場の補修・改修・補強工事が順調に推移したことで、利益が増加した。
2026年3月期通期の連結業績予想については、売上高が前期比4.5%増の1,420.00億円、営業利益が同0.2%増の106.70億円、経常利益が同0.1%増の112.00億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同0.2%増の81.00億円とする期初計画を据え置いている。
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