*08:13JST 今日の為替市場ポイント:米長期金利の低下を意識してドルは伸び悩む可能性
1日のドル・円は、東京市場では150円92銭まで買われた後、150円42銭まで下落。欧米市場では150円63銭まで買われた後、一時147円30銭まで反落し、147円42銭で取引終了。本日4日のドル・円は主に147円台で推移か。米長期金利の低下を意識してドルは伸び悩む可能性がある。
7月の米雇用統計は悪化し、9月利下げの可能性が浮上したが、6月の米コアPCE価格指数は市場予想を上回っていた。米トランプ政権の高関税政策で物価上昇圧力が意識されやすく、雇用情勢は悪化しているものの、米金融当局はインフレ持続を引き続き警戒している。一方、日本の利上げ時期は引き続き不透明。現時点で日米金利差の急速な縮小は予想されていないため、新たな円買い材料が提供されない場合、リスク回避的なドル売り・円買いが一段と拡大する可能性は低いとみられる。
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