*07:41JST NYの視点:米7月NY連銀調査、インフレ期待上昇
NY連銀が発表した7月世帯調査で1年インフレ期待は3.09%と、6月の3.02%から上昇した。4月来の高水準。5年は2.88%と、2.61%から上昇した。トランプ政権の関税策により物価圧力が上向きとの見方が期待率を押し上げた可能性がある。
ガス、食品、医療、賃貸は軒並み低下した。失業する可能性があるとした回答は14.43%と、13.96%から上昇。一方、自主的離職する可能性は18.97%と、6月18.79%から上昇。また、失業した場合に3カ月内に新たな仕事が見つかる可能性は50.7%と、49.59%から上昇したことは労働市場にとり良い上方となる。
3カ月内に返済不能となる可能性が12.28%と、12.0%から上昇したことが懸念材料となる。強弱まちまちの結果となった。
■NY連銀調査
インフレ期待:1年先:3.09%(6月3.02%)、3年先:3.0%(6月3.0%)、5年先2.88%(2.61%)
ガス価格:3.88%(4.18%)
食品:5.49%(5.52%)
医療:9.15%(9.28%)
賃貸:6.97%(9.05%)
1年先の賃金:2.59%(2.45%)
失業する確率:14.43%(13.96%)
自主的離職する確率:18.97%(18.79%)
失業した場合に3カ月内に新たな仕事が見つかる確率:50.7%(49.59%)
3カ月内に返済不能となる確率:12.28%(12.0%)
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