*14:01JST 米国株見通し:伸び悩みか、インフレ圧力を意識
(13時30分現在)
S&P500先物 6,379.50(+13.00)
ナスダック100先物 23,545.50(+49.25)
米株式先物市場でS&P500先物、ナスダック100先物は小幅高、NYダウ先物は82ドル高。米金利は伸び悩み、本日の米株式市場は買い先行となりそうだ。
7日の主要3指数はまちまち。ナスダックは続伸で最高値更新も、S&Pは小幅安、ダウは224ドル安の43,968ドルと節目の44000ドルを割り込んだ。ハイテク株への買い意欲が続くなか、アップルが追加投資期待から急伸し指数に寄与。ただ、この日の新規失業保険申請件数は雇用情勢の悪化を示唆した。インフレ期待は上昇し、長期金利には上昇圧力がかかった。連邦準備制度理事会(FRB)人事に関する憶測が相場を支える場面もあった。
本日は伸び悩みか。9月利下げ観測は根強く、ハイテクや好業績銘柄を中心に押し目買いが入りやすい地合いが続く。特にアップルなどナスダック寄与度の高い銘柄が相場を牽引しよう。ただ、前週末の雇用統計以降、労働市場に不透明感が増し、景気減速懸念から売り優勢の可能性も。逆に利下げ期待を後押しし、長期金利上昇が抑えられれば相場の下支えとなりそうだ。全般的に関税強化によるインフレ懸念が強まるなか、来週のインフレ指標を見極める展開とみる。
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