*15:37JST 米国株見通し:伸び悩みか、利下げ観測はさらに低下も
(15時30分現在)
S&P500先物 6,506.75(+16.25)
ナスダック100先物 23,946.00(+15.50)
米株式先物市場でS&P500先物、ナスダック100先物は小幅高、NYダウ先物は350ドル高。米金利は軟調地合いとなり、本日の米株式市場は買い先行となりそうだ。
前日の主要3指数はまちまち。S&P500は小幅高、ダウは11ドル安の44,911ドル安と小反落で取引を終えた。この日発表された生産者物価指数(PPI)が総合、コア指数とも予想を上回り、インフレ加速を受けて早期利下げ観測は後退。利下げペースが鈍化するとの見方も、売り要因に。また、ハイテク関連の買いが膨らんでいたことから短気的な調整圧力が強まり、相場を圧迫した。さらに、小売売上高を見極めるムードも売り要因となった。
本日は伸び悩みか。今晩の小売売上高はほぼ前回並みの結果が見込まれ、消費の底堅さが確認されれば一時的な好感材料となる可能性がある。同時に、景気過熱懸念から利下げ観測の後退要因ともなり得るため、株価上昇を抑制する公算が大きい。一方、ウクライナ戦争終結に向けたトランプ大統領とプーチン・ロシア大統領との首脳会談への期待感がリスク回避姿勢を和らげる。ただ、金利敏感株や素材株には逆風となりかねず、方向感が定まりにくい。
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