*14:36JST あかつき本社---1Qは増収、不動産関連事業が2ケタ増収増益に
あかつき本社<8737>は14日、2026年3月期第1四半期(25年4月-6月)連結決算を発表した。営業収益が前年同期比6.2%増の129.79億円、営業利益が同8.3%増の9.14億円、経常利益が同15.6%増の8.39億円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同5.3%減の4.75億円となった。
証券関連事業の営業収益は前年同期比25.5%減の31.38億円、セグメント利益は同39.6%減の3.70億円となった。2025年6月末の契約仲介業者外務員数は1,912名(2025年3月末比18名増)、子会社のJWAの提携金融機関における管理資産残高を含めた預り資産残高は6,789億円(同529億円増)、IFA部門の預り資産残高は4,241億円(同356億円増)と拡大した。業績面では、米国の関税政策の不確実性並びにウクライナ及び中東地域における地政学的な緊張等により、顧客が取引を手控えた結果、減収・減益となった。
不動産関連事業の営業収益は同22.4%増の99.13億円、セグメント利益は同71.1%増の8.11億円となった。中古マンションの買取再販を行う(株)マイプレイスにおける仕入戸数は230戸(前年同期は204戸)、販売戸数は202戸(同183戸)と前年同期を上回る水準での取引実績となった。また、リノベーションの設計・施工を手掛けるバウテックグループにおいては、完工数が252戸(前年同期は267戸)と安定して推移した。高齢者施設開発を手掛けるEWアセットマネジメントにおいては、2024年9月に熊本県熊本市にオープンした「メディケア癒やしDX長嶺」が、順調に稼働率を高めている。また、4月に福岡県福岡市に「メディケア癒やし五番館長住」がオープンした。これにより、6月末現在で稼働中の施設は4件となる。業績面では、中古マンションの再販において販売戸数が増加したことで増収・増益となった。
2026年3月期通期の連結業績予想については、営業収益が前期比11.5%増の630.00億円、営業利益が同31.5%増の49.00億円、経常利益が同13.1%増の44.00億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同2.6%増の27.00億円とする期初計画を据え置いている。
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