*16:23JST 株式会社キッズスター:2025年12月期第2四半期決算説明会文字起こし(3)
キッズスター<248A>
次に、現在当社が注力している施策として「ごっこランドのリアルイベント事業」についてご紹介します。
このリアルイベントは「ごっこランドEXPO」として実施しており、大型ショッピングモールなどを会場に、参画企業が独自に企画したワークショップを展開しています。お子さまには無料で参加いただける内容となっており、体験型イベントとして非常に好評をいただいています。
ビジネスモデルとしては、お子さまからは参加費をいただかず、主に2つの収益源があります。1つは、集客効果や来場者満足度の向上を期待する施設側からのイベント運営委託料です。もう1つは、出店企業からのイベント出店料となっており、これらにより収益を確保しています。
こちらは、「ごっこランド」ビジネスの拡大および成長を考える上で、非常に重要な要素であるアジア展開についてです。
現在も子どもの人口が増加し、経済成長が続くアジア地域において、今後さらに子ども市場が拡大期に入っていくと考えています。こうした背景を踏まえ、当社では「ごっこランド」アプリと「ごっこランドEXPO」という、デジタルとリアルの両側面からの取り組みをセットで、アジア市場に展開していく方針です。
日本国内で築き上げた「ごっこランド」ブランドのポジションをアジアにおいても再現し、現時点で類似サービスが存在していないこの地域で、いち早く展開を進めることで、日本と同様にナンバーワンの立ち位置を目指してまいります。
次に、第2四半期の業績についてご説明いたします。
前四半期と比較すると、売上高はやや減少しましたが、利益は大きく伸長することができました。前年同期比では、売上・利益ともに増加し、売上高は33.4%増、営業利益は223.3%増と、大幅な増収増益となりました。
こちらは第2四半期累計期間における前年同期との比較となります。
好調の主な要因としては、「ごっこランド」におけるストック収入の増加が挙げられます。加えて、前年同期には実施していなかった「ごっこランドEXPO」の好調も業績に寄与しています。これらが収益の押し上げ要因となり、現在の水準まで推移している状況です。
また、販管費の抑制も利益面でのプラス要因となっています。こちらは、本年3月26日に開催した株主総会において決議いただいた「資本金の減資に関する対応」に起因するもので、事業規模に見合った適切な税制の適用により、税負担が軽減されたことが、販管費の減少要因の一つとなっています。
株式会社キッズスター:2025年12月期第2四半期決算説明会文字起こし(4)に続く
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