*10:00JST 個人投資家・有限亭玉介:【中長期の注目株】相場環境は良好も信用倍率の高い株には御用心【FISCOソーシャルレポーター】
以下は、フィスコソーシャルレポーターの個人投資家「有限亭玉介」氏(ブログ:儲かる株情報「猫旦那のお株は天井知らず」)が執筆したコメントです。フィスコでは、情報を積極的に発信する個人の方と連携し、より多様な情報を投資家の皆様に向けて発信することに努めております。
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※2025年8月31日10時に執筆
日米ともに底堅い相場が続いております。この強気の相場がいつまで続くのか疑心暗鬼になりながらも、大きな悪材料が出ない限りは強気のスタンスで臨みたいところです。それ故に、相場が急変するようなリスクにはアンテナを張っておくようにしましょう。
改めまして株&猫ブログ「儲かる株情報『猫旦那のお株は天井知らず』」を執筆しております、有限亭玉介と申します。
8月25日~29日の日経平均は主に42000円台のレンジで限定的な値動きとなりました。日経平均が25日移動平均線を上回っている限りは、強気で突き進んで参りますよ。相場は利下げ期待の一本槍で突き進んでおり、これで9月16日・17日のFOMCで利下げが無かった場合を考えると怖いですな。
FRBとは反対に、日銀はどうも利上げに動こうと地ならしを進めているようにも見えます。日本の物価上昇は食料品とエネルギー価格が主な要因で、全体としてはそこまでインフレは顕著ではないとあたくしは思ってしまうのですが…。デフレ脱却へ向けて2%前後のインフレを目指してきたわけですから、すぐさま逆に舵を切るのはどうなんですかねぇ。
注意すべき点はこれから悪材料が無くても少しずつ利益確定売りが増える可能性はありますから、信用倍率が高すぎる銘柄は特に注意したいです。残念ながら永久に強気相場が続く事はないので、パフォーマンスが停滞し始めたら「休むも相場」で打診買い等を控えるのも良いかもしれません。
さて、相場が急転するリスクを孕みながらも、今回は筆者が中長期で見ていきたい銘柄をピックアップしてみました。この強気相場で出た利益を活用して、改めて先を見据えた投資戦略を練って参りますよ。
ネット通販大手でモバイル事業も展開する楽天グループ<4755>は、直近で下値を切り上げております。8月26日付けで野村證券が同社の投資判断を「ニュートラル」から「バイ」に格上げし、目標株価を1085円に引き上げました。足枷のように見られていたモバイル事業が中長期の成長ドライバーになり得るか監視中です。
一眼レフカメラで知られるニコン<7731>は、サングラス「レイバン」を手掛けるエシロールルックスオティカから出資比率引き上げの提案を受けていると伝わり急騰しました。26年3月期の業績はV字回復する予想で、PBR1倍割れである点も注目ですな。
射出成形機やダイカストマシンを手掛ける芝浦機械<6104>もPBR1倍割れで、アクティビストとして知られるオアシス・マネジメントの大量保有が明らかになりました。8月25日に窓を開けて動意したチャート(日足)は4000円台の大台を超えて年初来高値を更新しており、ギガキャスト関連としても注視です。
アルミ総合メーカーのUACJ<5741>は、緩やかな上昇トレンドを形成しております。9月30日を基準日として1株を4株とする株式分割の発表も好感されました。年初来高値を更新して、25日線を下値にどこまでトレンドが継続するか注視です。宇宙ロケット向け高強度アルミニウム合金などでも思惑がある模様。
自動車リース企業からメンテナンス受託事業などを手掛けるナルネットコミュニケーションズ<5870>は、8月に入って株価が伸長しているようです。イエローハット<9882>が同社の大株主に浮上した事も思惑買いを呼び、小型株ながら物色されておりますな。
最後はフィリピンで通信ネットワーク事業を展開するアイ・ピー・エス<4390>です。日本、フィリピン、シンガポールを結ぶ新たな国際海底ケーブルのコンソーシアム形式による共同建設に参画し、大口受注を獲得したとの事。どこまで下値を切り上げるか監視中。
さて、ちょっとお話が長くなりましたが、あたくしのブログではそんな「今強含んでいる個別株・テーマ株」を紹介しています。お暇があれば覗いてみてやってください。愛猫「アル」と共にお待ち申し上げております。
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執筆者名:有限亭玉介
ブログ名:猫旦那のお株は天井知らず
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