ペリカン氏が銘柄選びの際にチェックする4つの基準とは(写真:イメージマート)
株式投資で億超えの資産を築いた“億り人”は、どのようにして購入する銘柄を選別しているのか。高配当株と株主優待株の「ハイブリッド投資」によって40代でFIRE(経済的自立と早期リタイア)を実現した専業投資家のペリカン氏に聞いた。同氏が投資で築いた資産は約2.8億円で、現在は年700万円の配当収入を得ているという。
投資歴28年のペリカン氏は、2008年のリーマン・ショックによる大暴落で当時の資産8000万円が4分の1に激減するという大ピンチを経験。そこから得た教訓を活かして、短期売買などでキャピタルゲイン(値上がり益)を狙う手法から2つのインカムゲイン(配当と株主優待)に注目した長期投資にシフトした。
信頼できる銘柄の長期保有で大きな利益を出していくために、ペリカン氏はどのように銘柄選びをしているのか。
4つの選定基準
「割安な高配当株、実用的な株主優待を設けている株、または株主資本配当率(DOE=Dividend On Equity ratio)や累進配当を採用している高配当銘柄への投資を基本としています。基本的に長期投資なので、財務状況がいい会社を選びます」(ペリカン氏。以下、「」内、同じ)
ペリカン氏は銘柄選びに際して、下記の4つの選定基準を設けているという。