*22:41JST 【市場反応】米8月CPI/先週分新規失業保険申請件数、ドル軟調
米労働省が発表した8月消費者物価指数(CPI)は前月比+0.4%と、7月+0.2%から予想以上に加速し、1月来の高水準となった。前年比では+2.9%と、7月+2.7%から予想通り加速し、1月来で最高。連邦準備制度理事会(FRB)がインフレを判断するうえで注視している燃料、食品を除いたコア指数は前月比+0.3%と、予想通り7月と同水準。前年比は+3.1%と、やはり予想通り7月と同水準にとどまった。
同時刻に発表された先週分新規失業保険申請件数(9/6)は前週比2.7万件の26.3万件と、前回23.6万件から予想以上に増加し、21年10月来で最高となった。失業保険継続受給者数(8/30)は193.9万人と、前回と同水準。
インフレはほぼ想定通りとなった一方、労働市場の減速の兆候を受けドルは売り買い交錯。ドル・円は148円17銭まで上昇後、147円36銭まで下落。ユーロ・ドルは1.1662ドルまで下落後、1.1739ドルまで上昇した。ポンド・ドルは1.3497ドルまで下落後、1.3561ドルまで上昇した。
【経済指標】
・米・8月消費者物価指数:前年比+2.9%(予想+2.9%、7月:+2.7%)
・米・8月消費者物価コア指数:前年比+3.1%(予想:+3.1%、7月:+3.1%)
・米・8月消費者物価指数:前月比+0.4%(予想:+0.3%、7月:+0.2%)
・米・8月消費者物価コア指数:前月比+0.3%(予想:+0.3%、7月:+0.3%)
・米・先週分新規失業保険申請件数(9/6):26.3万件(予想:23.5万件、前回:23.6万件←23.7万件)
・米・失業保険継続受給者数(8/30):193.9万人(予想:195万人、前回:193.9万人←194万人)
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