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FiscoNews

【オープニングコメント】TOPIX型にシフトするかを見極め

*08:30JST TOPIX型にシフトするかを見極め
 18日の日本株市場は、やや利食い優勢の展開になりそうだが、押し目買い意欲は強そうだ。17日の米国市場はNYダウが260ドル高、ナスダックは72ポイント安だった。米連邦準備理事会(FRB)が米連邦公開市場委員会(FOMC)で市場の予想通り0.25%の利下げを決定したほか、追加利下げが示唆されたことが材料視された。一方、エヌビディアは中国政府が国内ハイテク企業に同社の人工知能(AI)チップ購入停止を要請したと伝えられたことが嫌気され、ハイテク株の重荷になった。シカゴ日経225先物清算値は大阪比35円安の44575円、円相場は1ドル=146円80銭台で推移している。

 シカゴ先物にサヤ寄せする形から、やや売り先行で始まることになろう。FOMCで0.25%の利下げが決定し、年内の追加利下げも示唆されたことで買い戻しの動きに向かわせやすいところであろう。ただし、中国当局によるエヌビディア製品の購入停止要請を受けて、これまで相場のけん引役だった値がさハイテク株には利食いが入りやすいだろう。昨日は出遅れ感のあった東エレク<8035>のリバウンドが目立っていたが、出遅れ物色も手控えられてくるようだと、投資家心理に影響を与えそうだ。

 リバランスの流れから内需系にシフトするとみられるが、指数インパクトの大きい値がさハイテク株の影響は大きいだけに、日経平均株価の重荷になる可能性はある。もっとも、19日に米中首脳会談を控えていることで、積極的に売り込む流れにはならないだろう。仕掛け的な売りが強まる局面では、押し目狙いのスタンスになりそうである。また、日経225先物はナイトセッションで終盤にかけて44350円まで売られた後に44710円まで切り返すなど、荒い値動きが目立っていた。ハイテク株の動向次第では先物主導での仕掛け的な動きも意識しておきたい。

 物色はハイテク株の底堅さを見極めつつ、銀行など金融セクターのほか、中小型のAI関連などでの値幅取りの動きになりそうだ。また、NT倍率(日経平均÷TOPIX)
は9月2日の13.72倍をボトムに、10連騰で17日には14.23倍に上昇している。この上昇に対するリバランスの動きによるTOPIX型にシフトするかを見極めたい。そのほか、昨夕決算を発表したところでは、東京衡機<7719>、電算<3640>が注目される。

<AK>

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