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FiscoNews

【注目トピックス 日本株】サイオス Research Memo(2):2025年12月期中間期は減収ながらも大幅黒字化

*14:02JST サイオス Research Memo(2):2025年12月期中間期は減収ながらも大幅黒字化
■サイオス<3744>の業績動向

1. 2025年12月期中間期の業績概要
2025年12月期中間期の連結業績は、売上高で前年同期比19.6%減の9,486百万円、営業利益で179百万円(前年同期は18百万円の損失)、経常利益で同288.2%増の221百万円、親会社株主に帰属する中間純利益で同407.0%増の119百万円となった。中間期として4期ぶりに営業損益の黒字化を達成した。また、同社がKPIとしているEBITDA(償却前営業利益)は同2,748.2%増の194百万円、ROIC(投下資本利益率)は年率換算で14.3%(前年同期は-1.9%)とそれぞれ大きく改善した。

売上高は前年同期に貢献したRed Hat関連商品の大型案件がなくなったことや、2024年12月に金融機関向け経営支援システム販売事業を売却した影響で減収となった。ただ、いずれも利益への影響は軽微であり、売上総利益では同3.2%減の2,581百万円と微減にとどまった。販管費は前年同期比284百万円減少した。減少分の約半分は人件費で、そのほか研究開発費も同44百万円減少した。このほか、金融機関向け経営支援システム販売事業に関連した販売費や人件費・開発費等がなくなったほか、米子会社で人件費を含む固定費のスリム化を図ったことが減少につながった。この結果、営業利益は同198百万円の増益となった。

なお、中間期の会社計画は開示していないが、売上高はおおむね計画どおりに進捗し、営業利益は150百万円程度の上振れだったと見られる。期初段階では利益計画を保守的に見積もっていたが、IT投資の堅調な需要を捉えたことが上振れ要因となった。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)

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