*13:46JST 米国株見通し:伸び悩みか、明日のインフレ指標を注視
(13時30分現在)
S&P500先物 6,702.75(+10.50)
ナスダック100先物 24,775.50(+36.25)
米株式先物市場でS&P500先物、ナスダック100先物は堅調、NYダウ先物は82ドル高、米金利は伸び悩み、本日の米株式市場は買い先行となりそうだ。
24日の米国株式市場は続落。ダウは171ドル安の46121ドルで引け、ナスダックとS&P500も下落した。主要指数は今週相次いで最高値を更新しており、利益確定売りが広がった。パウエル連邦準備制度理事会(FRB)議長は資産価格の高止まりに言及したことも重荷となり、半導体やIT大手の一角が軟調。インドネシアの鉱山事故をきっかけに銅価格が下げ、素材価格に反映。全般的に高値警戒感が優勢となり、相場は様子見色が濃い。
本日は伸び悩みか。注目は新規失業保険申請件数で、増加が予想されることから雇用情勢の悪化を背景に追加利下げ期待が意識されそうだ。ただ、4-6月期国内総生産(GDP)改定値は横ばい見通しで、過度な買いを抑制する可能性がある。加えて、26日に発表される8月コアPCE価格指数を控え、投資家は持ち高調整を優先しやすい。金融政策を巡る不透明感が残るなか、セクター間の物色は分かれるだろう。全体としては慎重姿勢が続く展開となろう。
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