*14:21JST 豪ドル週間見通し:伸び悩みか、9月失業率が手掛かり材料に
■上げ渋り、米中関係の悪化を懸念
今週の豪ドル・円は上げ渋り。日本銀行による追加利上げに批判的な高市氏が自民党総裁に選出され、豪ドルを含めた主要通貨に対する円売りが活発となった。豪ドル・円は昨年11月以来となる100円台に上昇した。しかしながら、10日に公明党が連立政権からの離脱を表明したことやトランプ大統領が11月1日付で中国からの輸入品に100%の追加関税を課すと伝えたことから、リスク選好的な豪ドル買い・円売りは週末前に縮小した。取引レンジ:97円58銭-100円95銭。
■伸び悩みか、9月失業率が手掛かり材料に
来週の豪ドル・円は伸び悩みか。豪準備銀行(中央銀行)は11月に政策金利を引き下げる可能性があるが、米中関係の悪化が再び懸念されており、リスク選好的な豪ドル買い・円売りがただちに拡大する可能性は低いとみられる。16日発表の9月失業率が8月実績を上回った場合、11月利下げを想定した豪ドル売り・円買いがやや強まる可能性がある。
○発表予定の豪主要経済指標・注目イベント
・16日:9月失業率(8月:4.2%)
予想レンジ:96円50銭-99円50銭
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