*16:30JST 東証グロース市場250指数先物概況:IMFの日本経済上方修正で大幅反発
10月15日の東証グロース市場250指数先物は前営業日比22pt高の731pt。なお、高値は738pt、安値は717pt、日中取引高は2650枚。前日14日の米国市場のダウ平均は続伸。対中関係悪化懸念が再燃し、寄り付き後、下落。その後、連邦準備制度理事会
(FRB)のパウエル議長が講演で、労働市場の下方リスク上昇を指摘したため10月連邦公開市場委員会(FOMC)での利下げ期待が高まり、買いに転じた。トランプ大統領が大豆購入を巡り中国に報復措置を警告し失速したものの、終盤にかけ、ダウは上げ幅を拡大。ナスダックは下げを消せず、まちまちで終了した。本日の東証グロース市場250指数先物は、前営業日比10pt高の719ptからスタートした。日本市場全般に自律反発の動きが広まり、昨日までの売り基調から一転、新興市場にも買いが集まる展開となった。IMFが今年の世界の成長率を従来の3.0%から3.2%に引き上げたほか、日本経済の成長率予測を同0.7%から1.1%に上方修正したため、海外からの「日本株買い」期待も高まった。買い一巡後は戻り待ちの売りもあり、引けにかけて上げ幅を縮小したものの、大幅反発となる731ptで取引を終了した。東証グロ-ス市場の主力株では、アストロスケールHD<186A>やFFRI<3692>などが上昇した。
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