*13:44JST 米国株見通し:伸び悩みか、重要経済指標を見極め
(13時30分現在)
S&P500先物 6,887.00(+13.00)
ナスダック100先物 26,080.25(+76.25)
米株式先物市場でS&P500先物、ナスダック100先物は堅調、NYダウ先物は56ドル高。米金利は戻りが鈍く、本日の米株式市場は買い先行となりそうだ。
前営業日のNY市場は3営業日ぶりに反発。ダウは前日比40ドル高の47562ドルで取引を終え、S&P500とナスダックもともに上昇した。アマゾンが好決算を背景に急騰し、ハイテク株全体を押し上げた。逆にアップルはアイフォンの供給制約が続くとの発表が重石に。全般的に連邦準備制度理事会(FRB)の12月会合での利下げ観測が後退するなか、長期金利の上昇が上値を抑えた。素材や金融株は堅調だったが、通信や運輸関連は弱含んだ。
本日は伸び悩みか。前週からのハイテク株への資金流入は続く可能性はあるものの、主要企業の決算を受けた買いは一巡し、短期的な調整が出やすい。FRBの追加利下げ観測は後退し、米10年債利回りが高止まりなら買いは入りづらいだろう。一方で、企業業績の底堅さが支えとなり、押し目買いの動きも想定される。エネルギーや素材セクターは原油相場の安定を背景に相対的に底堅い見通し。今週は重要指標を控え、市場は内容を見極めたい構えとみる。
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