*08:22JST 今日の為替市場ポイント:米長期金利の低下や株安を意識して円売り縮小の可能性も
6日の米ドル・円は、東京市場では154円13銭まで買われた後、153円78銭まで反落。欧米市場では153円87銭から152円83銭まで下落し、153円08銭で取引終了。本日7日の米ドル・円は主に153円台で推移か。米長期金利の低下や株安を意識してリスク選好的な円売りは縮小する可能性がある。
複数の米地区連銀総裁は追加利下げに慎重な姿勢を示しており、12月の会合で0.25ptの追加利下げが決まるかどうか微妙な状況となっている。クリーブランド連銀総裁はインフレ高止まりのため、追加利下げが必要ないとの見方を伝えた。また、シカゴ連銀総裁は物価指標が入手できないことを理由に追加利下げには慎重であるとの見解を伝えた。一方、米連邦準備制度理事会(FRB)のミラン理事は12月の次回会合で追加利下げが決定されるとの見方を改めて示した。米国の雇用情勢は悪化しつつあるが、さらなる利下げはインフレの高止まりにつながる可能性は否定できないため、市場参加者の一部は12月会合で政策金利の据え置きが決まることを想定している。
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