*12:35JST AViC---デジタルマーケティング領域における変化と機会
AViC<9554>は6日、デジタルマーケティング領域におけるインハウス化や生成AI・AI Overviewsの台頭など、近年の環境変化に関する分析と、それに対する自社の優位性・成長機会について発表した。
まず広告主によるマーケティングの内製化に関しては、大手「Tier0広告主」を中心とした一部企業による動きであるとし、自社の主要顧客である「Tier1広告主」や中小企業においては、インハウス化への高い組織構築・費用対効果のハードルがあるため、影響は限定的と見ている。
また、インターネット検索領域における生成AIやAI Overviewsの導入についても、Google親会社のAlphabetが検索広告収益を前年同期比14.5%増と発表するなど、広告市場全体への直接的な悪影響は観測されていないとしている。むしろ環境の複雑化・高度化により、広告主サイドで最適な投資判断をすることの難易度が上昇しており、プロフェッショナルな戦略パートナーとして自社が選ばれる機会が増加しているとした。
同社は、クライアントごとに最適化されたマーケティング戦略の設計・実行を強みに、持続的な成長を続けており、環境変化が自社の提供価値を際立たせる「追い風」になると分析している。また、既存顧客へのクロスセルや他の広告代理店からリプレイスする形での新規のエンタープライズ顧客の獲得を継続しながら成長を続ける当社の業績が、その証左であるとしている。
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