*13:36JST 米国株見通し:伸び悩みか、ハイテク買いを見極め
(13時30分現在)
S&P500先物 6,800.00(+46.25)
ナスダック100先物 25,462.25(+296.00)
米株式先物市場でS&P500先物、ナスダック100先物は堅調、NYダウ先物は79ドル高。米金利は伸び悩み、本日の米株式市場は買い先行となりそうだ。
前週末のNY市場はまちまち。ダウ平均は74ドル高の46987ドルで終了。AI関連株への過熱感が意識され、ハイテク株中心のナスダックは反落した。IBMなど一部の大型株には利益確定売りが出たが、政府機関の一部閉鎖回避に向けた与野党協議の進展が好感され、相場はやや持ち直した。ミシガン大学の11月消費者信頼感指数の低下は弱材料視されたが、期待インフレ率鈍化を好感。高値警戒感をくすぶらせながらも、買戻しが入った。
本日は伸び悩みか。政府機関閉鎖の解除に向けた動きが下支え要因となり、買戻しが先行。今週発表予定の10月消費者物価指数(CPI)が鈍化すれば連邦準備制度理事会(FRB)の利下げ観測を支援する材料となる。ただ、トランプ政権の政策運営を巡る不透明感は根強く、積極的な買いにはつながりにくい。企業決算発表は継続しており、投資家のリスク選好は限定的に。好業績銘柄に物色が向かう一方、ハイテク株の戻り売りが上値を抑える展開もあり得る。
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