*11:27JST リケンNPR---2Qも2ケタ増益、通期連結業績予想の修正に加えて中間配当の増配を発表
リケンNPR<6209>は14日、2026年3月期第2四半期(25年4月-9月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比5.4%減の801.00億円、営業利益が同16.4%増の63.08億円、経常利益が同26.1%増の84.41億円、親会社株主に帰属する中間純利益が同76.4%増の69.48億円となった。売上高については、熱エンジニアリング事業の伸長や価格適正化による増加があったものの、顧客の生産台数減少や合弁事業解消に伴う影響等により減収となった。一方で、利益面では、経営統合シナジー創出を含む生産性改善による合理化や価格適正化の進展、製品構成の変化等により、各利益とも増益となった。
自動車・産業機械部品事業の売上高は前年同期比8.0%減の604.90億円、セグメント利益は同14.2%増の51.13億円となった。
配管・建設機材事業の売上高は同5.4%減の86.84億円、セグメント利益は同39.6%減の3.22億円となった。
熱エンジニアリング事業の売上高は同31.9%増の49.29億円、セグメント利益は同172.6%増の6.34億円となった。
その他の売上高は同2.7%増の72.89億円、セグメント利益は同20.3%増の5.24億円となった。
2026年3月期通期については、米国関税政策影響や半導体供給不安による需要動向懸念等、不確実性の高い状況が認められるものの、当通期としては前回想定を上回る利益水準が確保できる見通しとなったことから、同日、連結業績予想の修正を発表した。売上高は前期比7.2%減(前回予想比2.5%減)の1,580.00億円、営業利益は同19.5%減(同11.8%増)の95.00億円、経常利益は同11.4%減(同14.0%増)の130.00億円、親会社株主に帰属する当期純利益は同2.8%増(同23.3%増)の90.00億円としている。
また、配当方針及び当第2四半期までの経営成績、通期業績予想等を勘案し、中間配当については1株当たり45.00円としていたところを、5.00円の増配の50.00円とすることを発表した。これにより、年間配当予想も130.00円から5.00円増配の135.00円となる。
<AK>