*19:27JST アイル---1Qは2ケタ増収増益、生産性の向上が牽引
アイル<3854>は5日、2026年7月期第1四半期(25年8月-10月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比11.3%増の50.64億円、営業利益が同23.4%増の13.25億円、経常利益が同23.8%増の13.36億円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同22.7%増の9.14億円となった。
同社グループは、ITの有効活用が必要な中堅・中小企業顧客の経営課題を解決するための商材を「リアル」と「Web」の両面から開発・提案し、サポートまで行うことで、顧客の企業力強化を図ることを「CROSS-OVER」戦略とし取り組んできた。「CROSS-OVER」戦略は、「リアル」と「Web」それぞれの商材を複合的に提案することで、顧客の業務効率と販売力強化を実現するものであり、同社グループにとって商談時の競合力を強化するだけでなく、顧客満足度も向上させるものとなっている。
当第1四半期の売上高は増収となった。継続的な大型案件の受注と生産性の向上に伴う順調な開発工程の進捗による売上高の拡大、仕入品値上げに伴う顧客提供価格の改定、中堅・中小企業の多様化する働き方への対応によるストック売上高の積上げ、主力のパッケージソフトウェア「アラジンオフィス」の継続した機能強化に加え、パートナー企業と連携し豊富な導入事例をもとに顧客ごとに最適なシステム活用方法を提案したこと等により、受注実績が堅調に推移した。 また、複数ネットショップ一元管理ソフト「CROSS MALL」は、既存の顧客から収集した機能面の要望を反映することで商品力を向上したことに加え、安定した新規顧客の獲得と中堅大手市場へのアプローチ強化、サービス強化を背景とした月額利用料値上げにより、契約単価が上昇し売上高が増加した。ネットショップと実店舗のポイント・顧客一元管理ソフト「CROSS POINT」は、引き続き主力のファッション業から対象業種の拡大を進め、新規顧客の獲得を継続して伸長させたことで、売上高が増加した。
2026年7月期通期の連結業績予想については、売上高が前期比7.3%増の207.00億円、営業利益が同8.9%増の52.50億円、経常利益が同10.6%増の52.75億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同6.8%増の37.25億円とする期初計画を据え置いている。
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