他の暗号資産とは違う「JPYC」の特徴とは(イメージ)
2026年、私たちのお金の使い方が大きく変わるかもしれない。きっかけとなり得るのが、2025年10月27日に正式発行された、日本初の円建てステーブルコイン「JPYC」だ。1JPYC=1円でいつでも日本円に払い戻しが可能で、一部のクレジットカードの支払いにも使うことができる。発行前から注目を集め、今後はJPYCを使った貯蓄や運用の本格化が見込まれる。
そもそも「ステーブルコイン」とは何か。オールアバウト「クレジットカード」ガイドでファイナンシャルプランナーの松岡賢治さんが解説する。
「ステーブルコインとは、円やドルといった実際の通貨と価値が連動している暗号資産の一種で、JPYCは、世界初の“日本円に連動したステーブルコイン”です。通貨に連動していることから、ビットコインなどのほかの暗号資産とは違い、価値がほぼ変動しないのが最大の特徴です。
またJPYCは日本国内の銀行預金と日本国債によって価値が保全され、安定性・透明性ともに非常に高いのも安心材料でしょう」(松岡さん・以下同)
いわば、日本円と同じ価値と安定性を持った“電子マネー”のようなもの。実際にJPYCは、PayPayや楽天ペイのように、電子マネー的に活用できるようになっている。
ステーブルコインを資産運用に活用
さらに2026年には、ステーブルコインを資産運用に活用できるようになるかもしれない。すでに国内では、仮想通貨取引所「SBI VCトレード」で、米ドル建てのステーブルコイン「USDC」が購入できる。
「USDCはドルに連動しているので、ドル建て預金の感覚で持つことができます。2026年も円安に傾けば、為替差益を得ることができるでしょう。例えば、現在の1ドル=155円が160~161円まで円安が進めば、得られる為替差益は1ドルあたり5円、年利換算で約3%に相当します。瞬間的に大きな利益を得るのが難しい一方、リスクはかなり低い。取引コストを抑えられる点も魅力です」
将来的には、支払いも貯蓄も、資産運用も、ステーブルコインがスタンダードになっていくのだろうか。
※女性セブン2025年1月8・15日号
