閉じる ×
閉じるボタン
有料会員限定機能の「クリップ」で
お気に入りの記事を保存できます。
クリップした記事は「マイページ」に
一覧で表示されます。
マネーポストWEBプレミアムに
ご登録済みの方はこちら
小学館IDをお持ちでない方はこちら
FiscoNews

【注目トピックス 日本株】アクシスC Research Memo(5):ハイエンド人材を活用できる社会を実現

*12:05JST アクシスC Research Memo(5):ハイエンド人材を活用できる社会を実現
■中期経営計画

1. 長期ビジョン
アクシスコンサルティング<9344>は長期ビジョン「ハイエンド人材をあまねく活用できる社会」実現のため、引き続き人材紹介とスキルシェアの複合サービスによりハイエンド人材と企業を橋渡しし、人的資本の最大化・最適化・再配置をワンストップで支援していく考えで、2031年6月期に売上高200億円、営業利益37億円の実現を目指している。しかし、社会環境の変化や技術進化などを背景に高度化・複雑化する経営アジェンダに対し、解決可能なハイエンド人材の不足が深刻化しており、外部人材の活用・検討を迫られる企業が増えている。そのため同社は、フェーズ1として2026年6月期~2028年6月期を構造的転換期とし、事業会社向け人材紹介とスキルシェアの成長によって戦略投資の効果を着実に収益に結びつけ、持続的な業績拡大を支える再現性が高い事業モデルを構築する方針である。2029年6月期以降のフェーズ2では、さらなる成長へ向けて事業領域を経営アジェンダの解決領域へ広げていく考えである。

2028年6月期営業利益14億円を目指す
2. 中期経営計画
フェーズ1の構造的転換を本格的に進めるため、同社は中期経営計画(2026年6月期〜2028年6月期)を策定した。中期経営計画では、AI社会の進化を担うハイエンド人材を中心にスキルデータベースを拡充し、M&Aや業務提携を通じて提供機能を広げることで、人材ビジネスの枠を超えて経営アジェンダ解決を総合支援するプラットフォームへの進化を目指す。そのため、同社としては初となる、3年間で合計30億円の戦略投資を実施し、成長ドライバーとする考えである。構造改革期当初は先行投資で利益を積み上げづらい状況を想定するが、2028年6月期には売上高112.9億円、営業利益14億円、時価総額100億円を目指す。既に中期経営計画の初年度2026年6月期を終了、詳細は後述するが、良好な事業環境のなか、戦略投資とSSPの連結によって期初計画を大きく上回る業績を実現した。このように中期経営計画が順調に進捗しているため、2027年6月期の目標値も上方修正した。同社は引き続き戦略投資を着実に進め、さらにSSPの連結によって開発・運用領域まで事業領域を拡大することで、中期経営計画最終年度の営業利益目標の達成を目指す。

3年間30億円の戦略投資が成長ドライバー
3. 戦略投資
3年間の戦略投資として、広告宣伝投資に約15億円、DX・IT投資に約5億円、人的資本投資に約10億円を投じる計画である。投資方針としては、広告宣伝投資では、祖業がコンサルティングファーム向け人材紹介であり、事業会社における同社の知名度が低いため、マス広告やデジタルマーケティングなどによる認知度向上施策を展開している。DX・IT投資では、AIを生かして初期面談を効率化することで採用決定までのリードタイムを短縮し、紹介件数の増加を図っている。また、登録人材向けポータルサイトで、人材紹介とスキルシェアのクロスセルも促進する。人材投資では、事業会社向けとスキルシェアの旺盛な需要を取り込むため、フロント部門の人員採用を強化している。さらに、M&Aやアライアンスを重要な成長戦略として位置付け、専門性の高い企業との連携やグループ化を通じて、提供できるソリューション領域を継続的に拡大していく考えである。

こうした戦略投資により競争優位性を高め、次の成長の柱として事業会社向け人材紹介とスキルシェアをスケールアップする方針である。特に事業会社のスケールアップについては、国内大手コンサルティングファームの従業員4万人に対し、事業会社で年収1,000万円以上の給与所得者が334万人いると言われていることから、より大きな市場への領域拡大ということになる。数値目標としては、事業会社向け人材紹介とスキルシェア合計の売上総利益構成比(2025年6月期33%)を、2028年6月期に約44%、2031年6月期には約63%とすることを目指す。一方、同社が既にトップシェアとはいえ、コンサルティングファーム市場も中長期的に10%超の成長が期待される魅力的な市場であるため、BIG4コンサルの登録者数を2024年6月期の3,900人から2030年に14,000人へと3.5倍に拡大し、シェアアップを図る。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 宮田仁光)

<HN>

fisco

注目TOPIC

当サイトに記載されている内容はあくまでも投資の参考にしていただくためのものであり、実際の投資にあたっては読者ご自身の判断と責任において行って下さいますよう、お願い致します。 当サイトの掲載情報は細心の注意を払っておりますが、記載される全ての情報の正確性を保証するものではありません。万が一、トラブル等の損失が被っても損害等の保証は一切行っておりませんので、予めご了承下さい。