先週の日経平均は前週末比3706.63円安
投資情報会社・フィスコが、株式市場の10月13日~16日の動きを振り返りつつ、10月19日~23日の相場見通しを解説する。
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先週の日経平均は前週末比3706.63円安(-5.4%)の65324.29円で取引を終了した。3連休明けは続落のスタートに。中国メモリー大手のCXMTが記憶容量を高めた新製品の開発で重要な進展があったと伝わり、前日の米国市場で半導体関連株が競争激化への懸念で売り優勢となったことが主因。また、イエメンの親イラン武装組織フーシ派がサウジアラビアの空港を攻撃し、原油相場が上昇したことも警戒材料視された。翌日も、蘭ASMLが好決算を発表したものの、半導体関連株には出尽くし感が強まる形となり、全体相場の伸び悩みにつながった。
さらに、15日には3318円安と、過去3番目の下げ幅を記録するなど一段安の展開となった。社債価格の急落によって米新興クラウドサービスのコアウィーブの信用不安が強まり、人工知能(AI)・半導体関連株の強い売り材料につながった。また、米国の9月消費者物価指数(CPI)が市場予想を上回る伸びとなったことで、米連邦準備制度理事会(FRB)の早期利上げ懸念も強まることとなった。同日には台湾TSMCが好決算を発表したものの、サプライズは乏しく市場反応は鈍かった。週末は、米エヌビディアのファン最高経営責任者(CEO)がコアウィーブの財務状況に楽観的な見方を示したことで過度な警戒感が後退、日経平均は7日ぶりの反発となったが戻りは鈍い印象であった。
今週は国内外で大きなイベントは比較的少なく、FRB高官もブラックアウト期間に入る。こうした中で関心は、本格化しつつある米国企業の決算発表に集中しよう。20日のGM、ネットフリックス、21日のIBM、メタ、テスラ、テキサス・インスツルメンツ、22日のニューモント、P&Gなどが特に注目されるだろう。なかでも、AI投資に対する過熱警戒感が再燃しつつある中で、メタの決算内容がこうした懸念を払しょくできるものになるかが焦点となる。ちなみに、4-6月期の決算発表時は直後に株価が下落した経緯があるほか、ザッカーバーグCEOはAI開発減速の呼びかけには反対の立場をとっている。目先、AI関連株の調整が継続するような地合いとなれば、GM、IBM、ニューモント、P&Gなどの決算次第で、それぞれの国内関連銘柄(自動車、情報サービス、非鉄金属、ディフェンシブ)に、より関心が向かいやすくもなろう。
