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【処方される薬代の節約術】ジェネリック薬の活用、時間外加算を避ける、調剤基本料に注目、院内処方にもメリット大

「院内」なら3分の1の費用に

 いつ、薬を受け取るかにも注意したい。病院のかかり方と同じく、早朝や夜間、休日、深夜などの時間外に薬をもらうと「時間外加算」がつく。例えば、平日の午後7時(土曜日は午後1時)から午前8時の間の営業時間内に調剤薬局で薬をもらうと、「調剤技術料」に「夜間・休日等加算」が40点加わり、3割負担で120円の加算となる。

「特に注意したいのは24時間営業のドラッグストアです。夜10時から朝8時まで時間外加算がつくケースが多く、朝8時まで待ってから薬をもらいに行くのが賢明です」

 どの調剤薬局を選ぶかも大きなポイントとなる。

「調剤技術料のなかにある『調剤基本料』にも注目しましょう。これは基本的に処方箋の受け付け枚数が多い薬局ほど安くなる。処方箋数の少ない個人経営の薬局は3割負担で126円ほどのところ、大手チェーンは最も高くて96円。病院の近くにある門前薬局で78円や病院内の薬局では21円などもあり、差は大きい」

 病院や診療所で薬をもらう「院内処方」のメリットは他にもある。

「病院の近くにある調剤薬局と比べて、病院内で薬をもらうと薬剤料以外の費用が3分の1程度に抑えられるケースが多い。例えば、高血圧で28日分の薬を1種類もらう場合、処方箋料などのお金は3割負担で院内処方なら180円ですが、院外処方は560円となります」

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