相続・終活コンサルタントの明石久美さんが話す。
「実はマイレージは相続できるんです。ANAの場合、本人の死後半年以内に手続きすれば、マイルを遺族が引き継げますし、JALも最後のマイル獲得から3年以内であれば引き継ぐことができます」
電子マネーも、お金と同じ効力を持つ。
「Suicaなど交通系電子マネーの有効期限は、基本的には最後に利用した日から10年と定められているようです。会社によって、期限後も返金に応じる場合と、失効する場合とがあるようなので、注意が必要です」(明石さん)
QRコード決済「PayPay」は、まだ新しいサービスだがチャージしたお金は相続可能で、2年以内なら家族に引き継げる。
その他、家電量販店のポイントも、買い物額が高額になりがちなため貯まりやすい。ビックカメラは、「カード名義人が亡くなった後でも、遺族が持っているカードにまとめる形で相続が可能」(ビックカメラ広報・IR部)という。ただしこちらも、生死に関係なく2年でポイントは失効するため、早めに手続きしたい。
※女性セブン2019年2月7日号