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アパホテル・元谷芙美子社長「人生の最後は『財布に五円玉1枚だけ』が理想」 財産を残さずお金を使い切る生き方

元谷さんの財布は“紙の財布”。孫へのお年玉のぽち袋の残りなど、数種類を使い分ける

元谷さんの財布は“紙の財布”。孫へのお年玉のぽち袋の残りなど、数種類を使い分ける

 年商1300億円の日本最大のホテルチェーン「アパホテル」の社長・元谷芙美子さんが目指すお金の残し方は、なんとも潔い。

「古い財布の中にピカピカの新しい五円玉が1枚だけ残っていたら私らしいかな。人生の最後は、500円もいりません」(元谷さん)

 近著『シンプルで合理的な人生設計』などがベストセラーになっている作家の橘玲さんは、人生を物語になぞらえる。

「人は誰しも、人生を“自分を主人公にした物語”としてしか認識できません。人生の最後に“素敵な物語”を持っているのが幸せな人でしょう。お金はあくまでも道具であって、ただ持っているだけで幸福をもたらしてくれるわけではありません」(橘さん)

 自分の人生を締めくくれるのは、自分だけ。そのために、お金という“小道具”をどう使うか──あなたのお金は、あなたらしく使わなくては。

撮影/浅野剛

※女性セブン2023年6月1日号

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