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総合商社、業績絶好調の背景にビジネスモデルの変化 「賞与だけで1000万円も珍しくない」と現役商社マン

三菱商事、三井物産、伊藤忠商事、住友商事、丸紅「5大商社」を徹底比較

三菱商事、三井物産、伊藤忠商事、住友商事、丸紅「5大商社」を徹底比較

ボーナス1回で「4桁」

 かつては、仕事はもちろん接待や合コンに明け暮れ、「24時間働けますか」を実践していた商社マンだが、時の流れとともに彼らの“生態”にも変化が起きていた。

「昔は一にも二にも『モーレツ社員』。日中の仕事はもちろん、夜中に呼び出しがあれば宴席に駆けつけ深夜まで酒を飲み、翌朝早くから普通に働いていました。しかしコロナ前後から夜の宴席が極端に少なくなり、1次会で終わることも多くなった。伊藤忠では『110運動(1次会10時まで)』を徹底しています。労働時間短縮を取り入れ、残業を控える傾向も目立ちます」(関氏)

 一方で業務はよりボーダーレスになっており、社員に求められる能力の水準はより高まっている。

「昭和の時代は入社後に語学を勉強したが、今は『3か国語ができる』など語学堪能な即戦力でないと入社が難しい。かつて多かった体育会系の学生は減少傾向」(同前)

 そして商社マンと言えば「給与」にも注目が集まる。図にも記したが、5大商社は平均年収が1400万円を超える。

 実際の給与体系は「賞与重視」のようだ。三菱商事の現役社員が語る。

「ウチは基本給よりも賞与が高い。年次や役職にもよるが、賞与だけで4桁(1000万円)に届くことも珍しくない」

 伊藤忠商事の現役社員もイケイケぶりを語る。

「ここ数年の最高益更新で業績連動ボーナスが上がり、従来は6対4くらいだった基本給と賞与の割合が5対5になったイメージです。30代も1回の賞与が400万円近く、上の役職者にもなれば夏冬それぞれ1000万円以上。大きいのは海外駐在手当で、中南米・アフリカ・インドなど危険地は月50万~80万円の手当が出ます。駐在中は自宅マンションを賃貸に出すので相当儲かります(笑)」

※週刊ポスト2023年6月2日号

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