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【ドル円週間見通し】今週は米インフレ関連指標が手掛かりに

今週のドル円はどう動く?

今週のドル円はどう動く?

 投資情報会社・フィスコが7月10日~7月14日のドル円相場の見通しを解説する。

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 今週のドル円は伸び悩みか。日米金利差が意識され、ドル高円安の基調は継続しそうだ。ただ、米インフレ指標が市場予想を下回った場合、年2回の利上げシナリオは見直されるとの見方が浮上しよう。前回6月13-14日開催の連邦公開市場委員会(FOMC)の会合では政策金利の据え置きが決まったが、一部の当局者が追加利上げを提案していたことが公表されたFOMC議事要旨で明らかになった。そのため、目先は日米金利差を背景としたドル高・円安の方向に変わりはないだろう。

 ただ、米国のインフレ鎮静化が顕著なら、年内2回の追加利上げ観測は後退し、ドル売りに振れやすい。7月12日発表の6月消費者物価指数(CPI)は伸びの鈍化が予想されるほか、6月生産者物価指数(PPI)、7月ミシガン大学消費者信頼感・インフレ予測は市場予想を下回る可能性はあろう。その際には、年2回の利上げシナリオは修正に思惑が広がり、早期利下げ観測の再燃で金利安・ドル安に振れやすい。

 なお、イエレン米財務長官は6月30日、ドル高・円安阻止のための為替介入の可能性について、「日本の当局者と連絡を取り合っている」と発言している。日本の円安けん制を後押しする材料となり、ドル・円が145円に接近すれば投機的な円売りは縮小し、ドルを下押しする展開となりそうだ。

【米・6月CPI】(12日発表予定)
 12日発表の米6月CPIが市場予想を下回った場合、7月利上げ再開の見方は後退し、ドル売り材料に。総合指数(CPI)は前年比+3.1%、同コア指数は前年比+5.0%と予想。いずれも鈍化すれば7月利上げ観測を弱める材料となる。

【米・7月ミシガン大学消費者信頼感指数・速報値】(14日発表予定)
 7月14日発表の7月ミシガン大学消費者信頼感指数・速報値は回復が続くか注目される。このうち、インフレ予測は伸びの鈍化傾向が鮮明になれば金利安・ドル安の要因となろう。

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