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中学受験「慶應に代々通った家系」が子どもを母校に入れるのは難しくなった? 3ヶ月で120万円つぎこんでも不合格の現実

 結局、普通部は不合格になったが、第二志望の新興の進学校には合格した。その学校の国語の入試問題は、漢字問題の配点が大きく、暗記が得意な生徒には有利であった。

 それでもエリート塾の入塾テストで不合格になったのに四谷大塚偏差値60以上の学校に合格したのだから、出費をした意味はあったといえよう。ただ、慶應の系列校のような最難関校は入試で求めるものが変化してきているから、今では暗記力だけでは合格できなくなっていたということだ。

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【プロフィール】
杉浦由美子(すぎうら・ゆみこ)/ノンフィクションライター。2005年から取材と執筆活動を開始。『女子校力』(PHP新書)がロングセラーに。『中学受験 やってはいけない塾選び』(青春出版社)も話題に。『中学受験ナビ』(マイナビ)では小説『ボリュゾっていうな!~ギャルママが挑む“知識ゼロ”からの中学受験ノベル~』を連載。

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