松平健(69才)の「マツケンサンバII」(以下、「マツケンサンバ」)が異例の盛り上がりを見せている。少女漫画誌『ちゃお』との異色コラボ、『月刊少年チャンピオン』では異世界に召喚される漫画が連載決定、マツケンコラボカフェの登場など、話題が途切れない。12月1日には茨城県水戸市で「松平健 マツケンサンバコンサート2023」も開催される。
そんな「マツケンサンバ」のリリースは2004年。約20年前の楽曲が、再び人気を集めている理由は何か。“上様”に魅力された人たちの声から探った。
「キラキラおじさん、かっこいい」
メーカー勤務の30代女性・Aさんは、運動会で「マツケンサンバ」を踊った小学1年生の長女にとって、松平健(マツケン)は「キラキラおじさん」なのだと話す。
「小学生の娘が運動会で『マツケンサンバ』を披露したのですが、娘は学校だけでなく、家でも振り付けを熱心に練習していて、『キラキラおじさん、かっこいい』とよく言っていました。娘いわく、『プリキュア』と同じくらい好きとのことです」
そんなAさんの家では『マツケンサンバ』が、意外な形で役に立っている。
「2才下の息子も『マツケンサンバ』が大好き。きょうだいケンカになっても、曲を流すと2人で踊り出して自然と仲直りしてくれます。機嫌が悪いときも、『マツケンサンバ』を聞くとニッコリ」(Aさん)