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【令和の「新・長者番付」トップ100】1位・孫正義氏の保有株時価総額は3兆円、2~4位はファーストリテイリングの柳井一族がランクイン

ファーストリテイリングの柳井一族はTOP5に3人ランクイン(左から康治氏、正氏、一海氏/時事通信フォト)

ファーストリテイリングの柳井一族はTOP5に3人ランクイン(左から康治氏、正氏、一海氏/時事通信フォト)

 日経平均株価が史上最高値を更新し、日本経済は今「令和バブル」を迎えている。その波に乗って、IPO(新規上場)などで新たな「超富裕層」も次々と誕生。「新・長者番付」に名を連ねた100人はどのような人物なのか──。【前後編の前編】

資産はいまも増加中

 かつて国税庁が発表していた「長者番付」は、所得税額1000万円を超える納税者の名簿を公示する制度(高額納税者公示制度)だった。

 2004年度を最後に制度は廃止されたが、『経済界』編集局長の関慎夫氏は「現代では長者番付の考え方が変わった」と言う。

「個人などが持つ実質的な資産を公表資料から知るには、保有する『株式』とその『時価総額』を見るのが世界でも一般的になっています。

 スペースX、テスラ、X社(旧ツイッター)のイーロン・マスク氏も、保有株の時価総額をもとに『世界一の資産家』と呼ばれています」

 かつてのバブルをついに超える株価上昇を迎えた今、日本の大金持ちの実像は様変わりしている。

 そこで今回、上場企業4000社の決算書や大株主の情報などを整理する企業価値検索サービス「Ullet(ユーレット)」の協力のもと、上場企業の最新の有価証券報告書から個人の大株主を抽出。当時の保有株の時価総額順に100人をランキングした。

「上位の顔ぶれはお馴染みの経営者に並んでIT関連サービスの若手起業家が多く入っている。1990年代に始まったデジタル化やインターネット社会が、本当の意味で定着したのはここ数年だと実感できます」(関氏)

 最新のランキングから、令和バブルを牽引する人物たちが見えてきた。

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